深夜食堂2

原作:安倍夜郎「深夜食堂」
脚本 - 真辺克彦(11)(13)(16)、向井康介(12)(14)
荒井晴彦(15)(16)、荒井美早(15)
監督 - 松岡錠司(11)(16)、山下敦弘(12)(15)、小林聖太郎(13)
野本史生(14)
企画 - 遠藤日登思、日高英雄
プロデューサー - 盛夏子、小佐野保、竹園元
音楽 - 佐藤公彦(第2シリーズ)
主題歌:LOVE LOVE LOVE 「嘘のつき方」

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第16話 クリームシチュー
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肌寒い夜、小説家の鈴木(吹越満)は編集者といっしょにマス
ター(小林薫)の店で酒を飲んでいた。鈴木は妻と娘を捨て、
十年近くやさぐれた生活を送っている。鈴木たちが店を出た
後、入れ替わりに入ってきたのが、キャバクラで働く花(朝倉あき)と
客の鉾田(徳井優)。花は鈴木が食べずに残していた「クリームシチュ
ー」を注文する。花は小さい頃父親が家出して以来、ずっと母子家庭
で過ごしてきた。

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常連客が集う「めしや」。
マスターは客がそろそろクリームシチューを食べたがる頃だと
感じて、市販のルーを使ってシチューを作る。一人が注文する
と、その臭いに釣られて、他の客も次々と思惑通りクリーム
シチューを注文していく。そんな中、客として来た小説家の
鈴木は編集長にダメだしをされた小説を破いてしまう。
自分の未来を暗示するような小説だという鈴木だが・・・

風俗で娘と父親が鉢合わせになる事ほど気まずい事は無いだろ
うなと思わせる物があった。
壮絶な殴り合いの末に、シチューで家族団らん。まぁオチとし
ては悪くはなかった。

クリームシチューに対するイメージは人それぞれだろうけど、
やはり家族を象徴する食べ物なのかな。
イマイチ、スミレが語るクリームシチューの思い出が、ドラマ
上効果的なのかどうか悩むところもあったけど、手作りの
ルーを作る母親の存在を思うと、妻が如何に家族を大切にしよう
としていたのか分かる事もあり、ちょっぴり悲しいさを誘う。

気まずさの輪は広がり、面接官まで風俗の客という始末だった
けど、めしやに集う人々に悪い人は無いとばかりに、上手い事
まとめたまでは良かったけど、やっぱり同じ会社で働くのは
気まずそうだ。

ホクロの下りは、鈴木パパの小説の中に書かれていた事なのか
な。マスターがちゃっかり小説を読んでいる辺り笑えたけど
気の利いた演出だったね。

マスター …… 小林薫 (「めしや」マスター)
小寿々 …… 綾田俊樹 (ゲイバーを経営)
忠さん …… 不破万作 (常連客)
剣崎竜 …… 松重豊 (ヤクザ)
野口 …… 光石研 (刑事)
小道 …… 宇野祥平 (フリーカメラマン)
ミキ …… 須藤理彩 (「お茶漬けシスターズ」)
ルミ …… 小林麻子 (「お茶漬けシスターズ」)
カナ …… 吉本菜穂子 (「お茶漬けシスターズ」)
ゲン …… 山中崇 (ヤクザ)
足立刑事 …… 足立智充 (野口の部下、さやの兄)
金本 …… 金子清文 (常連客)
安西 …… 剣持直明 (常連客)
本人 …… 福原希己江
五郎 …… 松尾諭
カタギリ …… オダギリジョー


鈴木 …… 吹越満 (小説家)
鈴木スミレ/花 …… 朝倉あき (娘、大学生、デリヘル嬢)
鉾田 …… 徳井優 (ポコ、面接官)
中田 …… 町田水城 (編集者)
鈴木・妻 …… 宮田早苗

河西裕介、朝田愛、相良晶


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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