それでも、生きてゆく (2011年7月期・フジテレビ・木曜22時枠) 脚本：坂元裕二 プロデュース：石井浩二 演出：永山耕三(1)(2)(5)、宮本理江子(3)(6)、並木道子(4) 音楽：辻井伸行 主題歌： 小田和正『東京の空』 http://www.fujitv.co.jp/ikiteyuku/index.html

第6話 招かれざる客
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双葉は祖母の居る老人施設で文哉と再会する中、双葉が家出
したことで、三崎家は洋貴の元にいるのではないかと思い
家を直接訪ねる。15年ぶりに響子はかつて友人だった隆美と
再会する。

相変わらず双葉の行動には癖があり、兄を庇う故に洋貴を傷付
ける行動が鼻につくと言えば鼻につく。しかし双葉の中にも
それではいけないと感じるからこそ、上手く文哉を説得して
心情を吐露させている部分があるかなと。

ドラマを見ていると、文哉は本当に亜季を殺したのだろうかという
感じがする。双葉が文哉の事を疑った際に、お前まで疑うのかみたい
な感じだったし、取りあえず看護師・東雪恵との関係がどうなのか、
看護師が何を知っているのか気になるね。この家庭自体も上手く
行っていない様だ。

今回は洋貴と五月のやりとりが興味深かった。
自らナメクジ扱いしている洋貴だけど、五月も同じ傷を背負って
いることも有って、彼の心情を理解し適切な対応をしたのでは
無かろうか。
文哉を探そうとしているのも前に進むための行動だという、
とても説得力の有る言葉だった。

響子の抑えた感情と、三崎家を眺める微妙な心情がなんとも
いえなかった。ただそれでも加害者家族と話し合えたことは
それなりに人生が前に進んでいることを思わせた。