大切なことはすべて君が教えてくれた (2011年1月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 - 安達奈緒子 音楽 - 林ゆうき プロデュース - 増本淳、清水一幸 演出 - 西浦正記、葉山浩樹 http://www.fujitv.co.jp/kimigaoshietekureta/index.html

第1話
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修二は目覚めると時間がない事に気がつき、急いでベッドから
飛び起きる。着替えをしていると、何故かソファーには見慣れ
ない女性ものの服が散乱していた。ベッドを確認すると、
何者かの足が布団の中から見える。めくり上げてみると女性が
寝ていた。一体誰なのか?
自己紹介する間もなく修二は、決して逃げるわけではないが
時間がないので、鍵を手渡すと、出て行くときにはポストに
入れておいて欲しいと告げる。
出勤途中に、フィアンセの夏実から電話が鳴る。
昨日修二の様子が変だったとし、実家の兄さんは大丈夫だった
のか?と尋ねる。

夏実と修二は近いうちに結婚式を挙げることになっていた。
二人が勤める私立明稜学園高等学校では、生徒達も祝福ムード。
どちらの教師も生徒から人気が高く、特に修二に関しては
保護者さえ自分の子の担任にして欲しいと電話が鳴る程だった。

修二は二年一組の担任になる。
早速生徒達の前にいくと、初めての出席を取る。
文化祭では役に立ちそうな、江藤バーンズ。頭脳明晰の小野誠也
元気いっぱいの加川涼子、消極的な性格の児玉賢太郎・・・
そんな中、始業式の為に体育館で朝礼が有るので移動しようと
すると、最後に遅れて佐伯ひかりがやってくる。修二はギリギリ
セーフだなと告げる。
しかし出て行く際に、修二はひかりに呼び止められて、彼の
自宅の鍵を差し出される。なんと今朝自宅のベッドの中で見た
女性だった。
しかしベッドの中の姿とは全く違う姿に驚きを見せる。
一体自分は何をやっているのか・・・生徒を相手に・・と
自責の念に苦しむ修二。

放課後、ひかりは病院の看護師・亜弥の元を尋ねると、彼女に
私はセックスした事を告げ、ちゃんと血が出たという。治療に
影響するのか?と問う。亜弥はこういう日が来たら心から祝福
したいと思っていたと告げる。
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生徒や父兄から人気のある教師・柏木修二は近々上原夏実と
結婚する予定だったが、ある時生徒の一人と関係を持って
しまう。しかもその生徒は自分のクラスの教え子ということも
有って、気まずさを覚えていく。

色んな秘密が散見していて、それらが一つ一つ明らかにされて
いくのが楽しみなドラマ。
佐伯ひかりは、どんな病気にかかっているのかが当面の興味
だけど、彼女の持つ性格などを含めて、生徒達には
どんな意外な顔が隠されているのか、家庭の事情も含めて
なかなか興味深くそそられるものがある。

修二が何故ひかりと関係を持ってしまったのかについても
同様に詳細として描かれているものがない。
修二の兄周りの事情が何らかの形で修二に精神的なショックを
与えて、その晩にひかりと関係を持った感じだけど、本当に
Hしているのか、その辺の事情も気になるところだ。

今回のドラマ、凄いことに注目の芸能人が多数起用されている。

特にオスカー所属の剛力彩芽さん。名前は厳ついものが有るけど
「リプトン」のCMで注目されたよね。ショートカットでも
ここまで可愛いのは凄い。
武井咲さん、石橋杏奈さんは言わずもがなという感じだし、
今まで若手と思っていた戸田恵梨香&三浦春馬さんが、貫禄と
いうものを求められる教師役を演じている所など、時が進むの
は早いなという印象。

そしてなんと言っても注目は、しほの涼さん。
ジュニアアイドル時代にグラビアを経験した人からの転身は
難しい世の中で、今回いきなり月9に起用。この方、もの凄く
細身で色白で幸薄そうな感じなのだけど、とても綺麗な方。
今回バスケット部の一人としてビラを配っていたので、結構
顧問の夏実先生と絡んでいくのかな。

ドラマの内容としてはいきなり10代の性交渉について、という
気難しい問題が取り上げられた。
教師として説明が難しそうなものも、飾らず説明していた感じは
有るけど、有る意味いい人過ぎる対応かな。

思い出というものは、時と共に都合良く変えられていくもの
だけど、押し花としてサクラを残している辺り、今後変わりゆく
環境が、そんなアイテムを寂しく照らし出していきそう。
サクラの光景が綺麗だったね。
日曜のドラマ枠に参入したFUJIがTBSとの全面戦争を意識して
いるようなサクラの使い方だったな。

篠田麻里子さんの起用も嬉しい。