大切なことはすべて君が教えてくれた (2011年1月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 - 安達奈緒子 音楽 - 林ゆうき プロデュース - 増本淳、清水一幸 演出 - 西浦正記(1)(2)、葉山浩樹 http://www.fujitv.co.jp/kimigaoshietekureta/index.html

第2話 女の戦
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さやかは結婚式の招待状をどうするのか?と夏実と修二に尋ね
る。自分が送っても良いというさやかだが、二人で一緒に
郵便局に出しに行くという。
さやかは二人の関係は凸凹でパズルみたいだという。他に相手
が居るのではないか?とするが、夏実は修二は浮気できるような
男ではないと告げる。

翌日夏実が顧問するバスケ部にひかりが入部を希望してくる。
二年生になって入部するというのはかなりの異例の事。更に
センスの無さはまさに無謀としか思えないほどだった。
そんな二人の姿を見た修二は、思わず手にしていた試験管を
落としてしまう。

ひかりは修二の居る科学室にやってくる。バスケ部に入部した
事を告げると目的は何かと尋ねる。純粋にバスケをしたいだけ
だとするが、上村先生に憧れている事を告げる。ひかりは自分
の携帯電話を見せると、そこには修二の寝顔の写真が写っていた。

朝川新聞で新聞配達のアルバイトをしている望未。
ひかりは朝練のために学校に行く際、彼女とばったり出会う。
望未からはこの前のコンプレ姿は互いにヤバかったので忘れよう
と告げる。

朝練をしている際、夏実はひかりに何でバスケ部に来たのか?
と問う。顧問が夏実先生だったからだとし、この前の事で先生
が好きになったという。夏実はひかりに私たちはバスケ部である
事に必然性が無いねと笑う。

一方職員室では中西先生がプロフランキングで10位に入った
事を修二に自慢する。しかしそのプロフで使われていたのは
修二の写真だった。あまりハメを外さないでくださいよと修二
は中西に忠告する。

修二は教室にいくと、携帯の画面を見ている人を見て驚く。
まさかひかりが写メで送ったのか?と疑うが違う事だった。

クラスの中でも優奈と玲奈は仲が良かった。
小・中・高校と全部同じにしている事を聞く。
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修二はひかりと一晩を共にした事で、学校での生活にも何処か
生きた心地がしない今日この頃。そんな中、ひかりは修二に
近付くのではなく、夏実にアプローチをかけて彼女の心を
揺さぶっていく。そしてついには修二との一晩の証拠が夏実に
送られてしまう。

夏実に対する敵意の程は分かるとしても、ひかりは修二の事を
傷付けようとしているのか。
修二の後ろめたさがひかりを見るときの視線となって現れる
のだけど、そんな目で見られてひかりは楽しいのかどうか。

結婚を前にした複雑な心境が現れるときに、彼氏の周りに
女性の影をちらつかせる事への酷な展開が続いているけど、
夏実はそんな彼に女性の影が有りつつも、彼の心を確かめる
ように、まるでテストしているかの様なシーンと台詞回しが
至る所に散見している。

夏実を傷付けない為に事実を隠し通そうと決める修二の態度は、
確かに事実ではあるのだろうけど、これもまた自分勝手な
主張でなんとも歯がゆい感じである。

さて今回の問題の生徒は、幼なじみの二人の女の子の存在
だった。常に一緒にいることで見えなくなった相手の気持ち
というのが面白いよう現れ、それでいて自然と相手と見比べ
優劣を付けてしまう所に人間の悲しい性というものが表現
されている。
二人に適切なアドバイスを投げかける修二だけど、ひかりから
してみれば、"お前もな"というつっこみが存在する展開が
続く。
如何に教師は他人に対してだけでなく自分にも厳しくしなければ
ならないかを端的に知らせてくれるものである。

他にも気になることはあるけれど、取りあえずひかりは何の
病気なんだ?という所が気になる。
そしてひかりを見る亜弥の視線と、彼女たちが口にしている
"先生"とは一体誰のことなのかが当面の興味かも。