大切なことはすべて君が教えてくれた (2011年1月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 - 安達奈緒子 音楽 - 林ゆうき プロデュース - 増本淳、清水一幸 演出 - 西浦正記(1)(2)(3)(6)(8)、葉山浩樹(4)(5)、関野宗紀(7) http://www.fujitv.co.jp/kimigaoshietekureta/index.html

第8話 辞職
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修二の不祥事によって夏実との結婚がダメになった事に対して
修二の両親は、夏実の両親に謝罪にいく。修二はその事を後に
なってから兄・孝一から聞く。そんな彼から夏実には付き合って
いる男が居るらしいけどお前はそれで良いのか?と問われ、彼女
が選んだのならばそれで良いと告げる。

翌朝、望未は元気のないひかりの事を気にして笑わせようと
するが効果が無かった。
ひかりは先日修二に対して、女として私のことを見て欲しいと
告げるも、それは出来ないと修二から言われる。
望未はごまかしたりはぐらかされたのではなく、ちゃんと答え
がもらえたのだから良いじゃないとし、告白して振られたくらい
で深刻にならないでと語る。

夏実は修二に電話し、両親が謝罪に来たことを語り、それならば
私が男性・有悟と付き合っている事も聞いたでしょうと問う。
夏実は好きかどうかも分からず迷っているとし、ただ一連の
事で結婚とはどういう事か少しだけ分かったと語る。
私たちは大人になる前に色々な事を決めすぎたとし、でも今から
でも遅くはない事だという。修二はちゃんと教師になれるし、
私は今までとは違う人生を生きてみると語る。

有悟はさやかも招待し、夏実と三人で食事をする。
さやかに対して花をプレゼントする有悟は、夏実との関係を
認めて貰うには、周りにいる人たちから関係を固める事を告げ
る。

食事後夏実はさやかに彼の感想を聞く。するとあの人は私の
仕事のことを良く理解していたとし、しゃくに障るくらい完璧
な人だと告げ、あの人もとても必死だと言うことが分かったと
語る。

ひかりは姉と旅行したときの写真を見つめる。
そんな彼女に母・由梨は声を掛ける。この写真を撮った旅行
の際に姉はバスで命を落としたとし、結局中途半端なままだと
いう。母はひかりが全寮制の学校に通うことになったら、この
家を手放すことを告げる。環境が変われば忘れられると告げる。

ひかりは亜弥に電話すると、娘さんと会わないか?と問う。
自分は姉と行った旅行の続きをするという。亜弥は気持ちだけ
では動けないとし、娘とは会わない事を告げる。
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夏実が妊娠した事に対して、教師達は生徒達に説明する必要は
無く、学期が終わったら夏実に産休に入って貰おうとする。
しかし夏実の元に来た生徒に、母子手帳を見られてしまい、再び
学校では責任問題で揺れ動くことになる。

大手を振って別れを告げた手前、夏実と修二どちらともに気持
ちに名残を見せつつも、見守ることしかできないで居る。
またコイツかと思えるほどに、生徒が問題を掘り起こして、
一気に修二の立場を無くしていった。

自分のした事に対する罰の取り方は、近年では辞職するよりも
現場で責任を取るとするのが大勢な感じがするけど、修二も
それになぞった形になった。理事会では上手いこと言いくるめた
感じがしたけど、事実はともかくとして二度目の事だし、まぁ
当然こういう形になるかと言ったオチだった。

最近AKBが9夜連続のドラマに出演していたけど、あのドラマ
の中の前田教師は、生徒と教師が近付きすぎた事で人生が
狂ってしまう。このドラマを見ても、友達先生は人気が
有るけど、やはり私生活の事にまで言及されていくと、少々
うざったい感じがする。

元婚約者を妊娠させていたというだけで、ここまで保護者が
騒ぐだろうか?と思ってみたり、ここまで教育熱心な保護者たち
の姿があるのかと驚いてみたりもする。

もう二人はくっついても良いだろうと思わせつつも、なかなか
互いの気持ちと状況が合致しない辺りは、ドラマとして面白く
出来ている。現実を考えれば、子供が出来た時点でまず間違い
なく、元鞘に戻ると思うけど、ドラマの世界に於いては延々と
視聴者をフラストレーションを持たせることが興味にも繋がっ
ていく。
この辺の悶々とさせる展開は韓国ドラマをもう少し見習った
方が良いのかも知れない。