チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸 (2011年7月期・テジテレビ・火曜22時枠) 脚本 - 後藤法子、田中眞一 プロデューサー - 豊福陽子、遠田孝一、八巻薫 演出 - 今井和久(1)(2)(3)、小松隆志(5)、星野数成 Do As Infinity「アリアドネの糸」 http://www.ktv.jp/dangan/

第5話 女解剖医の復讐
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友野殺害事件について調べている中で、再び東城医大のMRI室
で殺人事件が起こる。容疑者はAiのスペシャリスト・島津吾郎
で、彼は縦型のMRIを導入する際に企業からワイロを受け取って
いた事が発覚する。

二件の事件が発生したことで、容疑者の犯行の意図やら被害者
を恨んでいるものの正体を絞るための材料を与えた感じのエピ
ソードだった。特に銃の腕が立つ人物が北山事件の犯罪者で
あるとする辺りは、分かりやすい形で容疑者像を浮かばせたの
ではなかろうか。

またその中でも北山と宇佐美の絶対的な関係と、斑鳩との間の
軋轢などが興味深く描かれていると思う。

後々Ai画像が勝負を分けるのかも知れないけど、斑鳩とスミレ
が知らない状況の中で北山のAi画像が存在する事実は、今後の
逆転的展開を演出するには、とても良いネタフリである。

事件の中に"松崎事件"の存在が含まれたことで、ドラマとしては
容疑者選定に於ける幅が広がった訳だが、まだまだ知らない
事実が散見しているだろうし、ドラマも5話の状況なの
で、どのように物語がふくらみを見せていくのか分からない。

スミレが斑鳩に協力しているフリをして何を画策しているのか。
斑鳩のしていること自体にもまだまだ一癖も二癖も有る感じ
なので、この辺は素直にストーリーの流れに身を任せて楽しもう
と思う。