チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸
(2011年7月期・テジテレビ・火曜22時枠)

脚本 - 後藤法子、田中眞一
プロデューサー - 豊福陽子、遠田孝一、八巻薫
演出 - 今井和久(1)(2)(3)、小松隆志(5)、星野数成(6)
Do As Infinity「アリアドネの糸」

http://www.ktv.jp/dangan/





第6話 疑惑の弾丸…完全犯罪のメロディー
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MRI室で北山を殺害したのは誰なのか。
スミレの父親と北山が松崎事件によって繋がりが有ることが
判明し、スミレが北山を殺したいほどに憎む理由が存在した
事で疑いの目を持って行くが・・・

密室殺人だと思われていたものが、徐々にそんな状況証拠を
切り崩していく内容でなかなか面白い内容だったと思う。

ただCSIとか近年の刑事ドラマを見ていると、このドラマで
行うような行動が全く理解できない所がある。
隠し部屋らしきものが見つかった際に、白鳥と田口は何故現場
を汚染するような行動を取るのだろうか。すぐに鑑識を呼ぶな
り玉村を呼ぶなりして、現場の保全に努めるべきだと思う。
あの隠し部屋は殆ど使われていないのだから、そこに潜んでいた
とされる証拠は、まさに犯人に直接繋がるものでしか無いのに
ね。

それとあそこに遺体を少しでも隠していたのであれば、当然
遺体に埃なども付くだろうし、北山の遺体を運んできたとなると
一人では相当厳しいものが有るように思う。

スミレが潔白であろう事が判明していく中で、前回斑鳩と
宇佐美の方向性が違うことと同様に、今回スミレと斑鳩の間
にも方向性の違いが明らかになり始め、少しずつ容疑者リスト
を絞らせていく。

宇佐美の中の猟奇性と斑鳩の中の警察組織を守る上での
常識外の行動が、どちらともなく怪しく絡み合っている所が
何ともいえない。

田口と白鳥のコンビ性も上手く機能しているし、お笑いシーン
で盛り上げる所は盛り上げているところなど、飽きさせない
つくりは見事だと思う。

田口公平 …… 伊藤淳史 (心療内科医・特別愁訴外来勤務。)
白鳥圭輔 …… 仲村トオル (厚生労働省大臣官房秘書課付技官・医
療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長)
藤原真琴 …… 名取裕子 (特別愁訴外来看護師)
高階権太 …… 林隆三 (東城医大病院院長)
三船大介 …… 利重剛 (東城医大病院事務長)

斑鳩芳正 …… 高橋克典 (45歳、警察庁・長官官房付情報統括室室長)
北山錠一郎 …… 尾美としのり (55歳、警察庁刑事局審議官)
宇佐美壮一 …… 福士誠治 (28歳、警察庁刑事局所属)
玉村誠 …… 中村靖日 (40歳、桜宮署刑事)

笹井スミレ …… 小西真奈美 (30歳、東城医大・法医学教室准教授)
島津吾郎 …… 安田顕 (35歳、東城医大・放射線科准教授)
須賀秀介 …… 市川知宏 (24歳、東城医大・法医学教室の院生)
神田技術長 …… 西沢仁太

友野優一 …… 矢柴俊博 (医療器機メーカー・エンジニア)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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