妖怪人間ベム (2011年10月期・日テレ・土曜21時枠) 原案：アサツー ディ・ケイ 脚本：西田征史 プロデューサー：河野英裕、原藤一輝、大倉寛子、小泉守 演出：狩山俊輔、佐久間紀佳 KAT-TUN 「BIRTH」 http://www.ntv.co.jp/bem/

第3話 絶対死なせない！人間を守る妖怪の正体
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ベムたちは人間の涙で自分の身体に異変があることを知って
人間の涙を集めようとする中で、1959年に一度助けたことの
有る男・和久井と再会する。当時も自殺しようとしていた彼
はまたしても自殺しようとしている事を知り再び助けること
になる。

時空を越えたというのは言い過ぎだけど、時の経過を使って
上手くベムたちの苦悩とキャラクター性を浮かび上がらせた。

生きていくのに理由が居るのか。

飛べない豚はただの豚であるように、妖怪が妖怪として見られ
ない為の存在意義を人助けという事に求めているベム。
死ぬこともなくただ生きている事に関しては、ベムたちの方が
より理解がある中で、目の前の男性から上手くその意味を
教え、そして逆に教わっていく。

それぞれのキャラクターが生きていくこと、年を重ねること
に対する疑問とそのヒントを植え付けていく中で、少しずつ
答えに向けて動き出していく。

人は一人では生きられないけれど、少なからず繋がりが有る
事で、単体では意味の為さないネジを使って上手く繋がりを見出
した点など、とても上手かったと思う。
何の意味もないと思っていた事、失敗するという行為そのもの
にも十分意味があるとする言葉は、色んな意味で辛い状況に
有る人物にエールを送るような感じで、主張としても良くでき
て居たのではないかな。