全開ガール
(2011年7月期・フジ・月曜21時枠)

脚本:吉田智子
プロデュース:若松央樹、清水一幸
演出:武内英樹(1)(2)、川村泰祐(4)、谷村政樹(3)(5)
関野宗紀(6)
Every Little Thing 「アイガアル」

http://www.fujitv.co.jp/zenkai_girl/index.html





第6話 正面突破で行こう!人生初の告白だから
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若葉はそよ子と草太がキスしているのを目撃してしまう。
嫉妬している自分に気がつき、絶対そんな事が有ってはならない
として邪念を振り払おうする中で、保育園では生活発表会
の場で日向とビー太郎が"眠れる森の美女"を演じることを知る。

幸せとは何か。
一話の段階から人の幸せについて、それぞれ考察してきている
し、それぞれの立場がそんな価値観を否定し合う大局的な
位置にいるという事で、上手く問題を浮かび上がらせた感じ。

若葉の生い立ちに於いては金が無く物質的に乏しい生活を
強いられてきたこと。一方で草太は金に困ることは無かった
けれど両親を早くに失い、家族としての温もりこそ渇望する
ものが有ったこと。

日向のエピソードを使ってそんな状況を上手く葛藤させて、
若葉自身にそれを実感させるもので、草太への気持ちも含めて
自分のこれまでの人生を否定する事にも繋がる価値観故に
面白く揺さぶられている様子が描かれている。

元々庶民性という意味では若葉は、草太との生活には呼吸が
合うよう育ってきているわけで、彼女の中で意固地になって
いる壁をどう切り崩していくのかが問題なのだろうか。

夢か現実か、若葉の前に現れた男性が掛けてくれた言葉は
若葉をもっともリラックスさせた訳だけど、これを現実の
様に受け止めてしまうというのは、ちょっぴりエピソードと
しては弱いものがあった。
意外と早い段階で若葉が草太への気持ちを認めた訳だけど、
果たしてこれからの状況の中、無理なく物語を引っ張っていけ
るのか心配かも。

鮎川若葉 …… 新垣結衣 (24歳、新人弁護士)
(幼少時代:柳町夏花)
山田草太 …… 錦戸亮 (27歳、定食屋「ル・佐藤」のシェフ)
新堂響一 …… 平山浩行 (31歳、弁護士)
汐田そよ子 …… 蓮佛美沙子 (24歳、昇子の秘書)
西野健太郎 …… 鈴木亮平 (イクメン仲間)
花村仁 …… 竹内力 (46歳、三葉の森保育園の園長)
花村うらら …… 皆藤愛子 (三葉の森保育園の保母。)
モーリス佐古田 …… 佐藤二朗 (弁護士)
鶏井宏 …… 皆川猿時 (チャボ)
九条実夏 …… 青山倫子 (30歳、弁護士)
林佐間男 …… 荒川良々 (34歳、劇団俳優)
桜川昇子 …… 薬師丸ひろ子 (46歳、鮫島桜川法律事務所所長)
桜川日向 …… 谷花音 (5歳、昇子の娘)
山田笑太郎/ビー太郎 …… 高木星来 (5歳、草太の息子)
林小鳩 …… 井口瑚子 (佐間男の子供)
西野鉄平 …… 黒田博之
チャボの子供 …… 青木勁都


リリカ …… 浅見れいな

菅登未男、柳町夏花、庵原涼香、芳山叶恋
鈴木爽巴、高藤あのん



評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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