全開ガール (2011年7月期・フジ・月曜21時枠) 脚本：吉田智子 プロデュース：若松央樹、清水一幸 演出：武内英樹(1)(2)、川村泰祐(4)、谷村政樹(3)(5) 関野宗紀(6) Every Little Thing 「アイガアル」 http://www.fujitv.co.jp/zenkai_girl/index.html

第7話 良い人でもイクメンでもないずるい大人なんです
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若葉と草太の関係が急接近する中で、草太と結婚しビー太郎を
残したままアメリカに渡ったリリコが突如帰国し、一緒にアメ
リカに行こうと復縁を迫る。果たして草太はどのような決断を
見せるのか。

ドラマとしてはビー太郎を巡って、草太が自分自身で彼の親権を
主張するのでなく、草太を使って自分自身の行動の正当性を主張
して子供を自らの手元に置こうとするも、、実際には行動の裏に
狡い一面が有った事が描かれた。

育ての親なのか生みの親なのかと言ったちょっと微妙な関係を
描きつつ、大人の事情で生みの親から引き離してしまう事への
ちょっとした違和感が有ったのは確かかも。

自分の醜い一面をさらけ出すことで、より相手に誠実さをアピ
ールする流れが有り、ビー太郎だけでなく若葉に対しても、
草太の計算で、彼女の心を誘導しているのではないかと思わせる
部分もある。

ヒヨコ／鶏を使って、育てることの難しさや責任を子供達に
教える展開は面白くできていた。特に幼少期の若葉の体験が
上手くヒヨコを育てるアドバイザーとしての役目を担っている
所など、面白くできていた。

響一は若葉に信頼を寄せているが、彼女の態度を見れば明らかに
草太に気があると思われ、響一はその事を自覚しながらも、信頼という
言葉を敢えて使ったのではないかと思わせる。

草太を巡る流れの中でそよ子が関与していない状態なのがちょっぴり
寂しいかも。