全開ガール (2011年7月期・フジ・月曜21時枠) 脚本：吉田智子 プロデュース：若松央樹、清水一幸 演出：武内英樹(1)(2)(8)、川村泰祐(4)(7)(9)、谷村政樹(3)(5)(10) 関野宗紀(6) Every Little Thing 「アイガアル」 http://www.fujitv.co.jp/zenkai_girl/index.html

第10話 各々の道を行く二人!何でだか涙が止まらなくて
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響一から若葉の幸せを第一に考えるよう言われ、草太はそよ子
との関係を選択し、若葉と別れる決意をする。一度は親権の
問題で決着がついたと思われたリリカが帰国し、草太が若葉
と別れている事を知り、再び親権の件で、草太の前に現れる。

親権の問題に於いて血の繋がりのない親子の問題がねじれの
事実として存在していたので、ようやくそれを正そうとするエピソード
が描かれたけど、つい最近アメリカに戻ったばかりなのにまた来日して
しまうという展開は、有る意味ではかなり違和感のある流れ
だった。

大人には色んな事情が存在して素直になれないものだけど、
子供は純粋だとして、若葉と草太に本音を引き出そうとするも、
大人と子供ではそれに伴う責任だって違うわけだし、なかなか
同列には扱えない。なんとなく子供ばかりが正しいといった主張には
イマイチ納得感はない。

状況として面白いのは親権の問題に於いては対立する立場である
リリカが、自分が草太の相手として認めたのは若葉だけだと
言わんばかりに、その気持ちを後押ししている事。
しかしそれでも強引に若葉との関係を押し切っていく事無く、
夢だった料理人を追いかけるようだし、この状態から若葉に旋回して
いくのはかなり難しそう。
そよ子を選ぶという選択も決して悪くはないと思うんだけど、
視聴者はそれを許してくれるのかどうか。視聴者に媚びるようなドラマ
は良くないけどね。