全開ガール (2011年7月期・フジ・月曜21時枠) 脚本：吉田智子 プロデュース：若松央樹、清水一幸 演出：武内英樹(1)(2)(8)(11)、川村泰祐(4)(7)(9)、谷村政樹(3)(5)(10) 関野宗紀(6) Every Little Thing 「アイガアル」 http://www.fujitv.co.jp/zenkai_girl/index.html

第11話 感動の結末!もういっぺん己に向き合ってみろ
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ビー太郎と別れることになった草太は、イクメンから解放され
保育園に来ることが無くなり若葉は寂しい思いをする。
そんな中、響一は会議の場で昇子の所長の座を奪おうとするも
昇子が意外な戦略をとり、響一は・・・

日本人らしい価値観の発動により、相手の幸せの為に身を引く
二人の姿が、どうしてもドラマとしての都合上、視聴者に媚びる
様な展開に見えてしまう。もっと愛情に執着する気持ちは無い
のか、個人の欲のために相手を踏み台にする気はないのか。
本当の恋愛ならば・・・みたいな感覚に陥るも、所詮はドラマやね
と納得するしかない。

こうなる事が当然となってしまった日本のドラマのエンディング
の形がどうしても一定の楽しさこそ有るものの、その殻から
抜け切れていない感じがする。まぁエンディングでバッドエン
ディング見せられる苦悩を感じれば、型どおりのオチの方が
安心してみられるのは事実なので、出来ればそこに至るまでの
シナリオに一工夫も二工夫も必要だと感じる。

それでもイクメン繋がりの暖かいシナリオで、今では切っても
切れなくなった子役の登場によりホッコリさせられる内容では
有った。

ウェディング姿の若葉が綺麗だったけど、新垣結衣さん結構
身長が大きい方だし、錦戸亮さんが細身なので、抱きかかえる
姿はちょっぴり苦しそうだった。

若葉が自問自答する形で、これまでの流れをサラっと編集する
形で描くのも悪くはないかな。出来れば自分の今まで描いてき
た価値観に対する考察を幼い時の自分との会話ではなく、もっと
展開の中で描かれていけば良かったかもしれない。