絶対零度 〜特殊犯罪潜入捜査〜 (2011年7月期・フジテレビ・火曜21時枠) 脚本：酒井雅秋(3)(6)(9)、浜田秀哉(1)(2)(5)(8)(10)、中邨武尊 谷和俊、、黒岩勉(4)(7) 音楽：林ゆうき 演出：村上正典、岩田和行(1)(2)(6)(9)、佐藤源太(3)(4)(7)(10) 北川学(5)(8) 企画：成河広明、鹿内植 プロデューサー：森安彩、貸川聡子 アソシエイトプロデューサー：瀧山麻土香、森安彩 http://www.fujitv.co.jp/C-273/index.html

第10話 特殊犯罪潜入捜査〜対決の罠
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畑山が突然自首してくる。桜木としか話をしないという彼女は
彼女の前でこれまでの事件は自分がやったものではなく、
これからテストする事に間違えずに答えれば、犯人のヒントを
出すというが・・・

木幡雄一の優秀さを現すための演出だろうけど、やはり一人
で担当するのは無理だろうというくらいの処理量の有る犯行
だと思う。

一番違和感があったのは、すぐに木幡のモンタージュを作成
しない事と、外務大臣の誘拐の件が既に発覚している状態にも
関わらず、事務所には一人も刑事の姿が無い事か。既に事件が
公になった以上、特殊犯罪捜査班以外の捜査員が投入されて
いないのはかなり不自然だ。

まぁ最後にモンタージュらしきものが現れ、畑山が実物とは
違う物を描いていた様なので、自分の手で殺したい意図が有る
のだろうけど、視聴者的にはやや違和感の有る流れだった。

そしていよいよ瀧河がみんなの前で自分の身に起きている病気
の件を告白し、桜木の目を頼りにしている事を告げたので、
そんなシーンがどの場面で起こるのかが最終話に於ける興味
として存在し、自然とそんなシーンに目が向けられるものである。

戸籍やらデータが全て書き換えられてしまったという畑山だけ
ど、彼女の経歴を辿ればいくらでもそんなものは取り返せそう
な感じもする。映画「ザ・インターネット」でサンドラ・ブロ
ックがデータを書き換えられ、自分が自分であることを証明で
きないもどかしいる役を演じていたのを思い出すな。

それにしても畑山は単なるイチ看護師だった人物なのに、まるで
スパイみたいに動き回っていて冒頭から刑事相手に謎かけみた
いな駆け引きをするっていうのも、なんとなく違和感有った。