13歳のハローワーク (2012年1月期・テレ朝・金曜23時枠) 原作：村上龍「新13歳のハローワーク」 脚本：大石哲也 ゼネラルプロデューサー：内山聖子 プロデューサー：中川慎子、遠田孝一、浅井千瑞 演出：��橋伸之、塚本連平、梶山貴弘 http://www.tv-asahi.co.jp/13sai/

第2話 バブルで一番美味しい仕事を教えて！！！！
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再び90年バブル期に戻る鉄平だが、同じ塾の生徒・和夫の影響
により、当時の鉄平は、金融業界への道を模索している事を
知る。なんとか修正しようとして鉄平は奔走するのだが・・・

初回には描かれなかった現代と過去を行き来する上での最低限
のルールみたいなものが今回明確に設定された格好だった。
ドラマ「JIN」によれば、歴史の修正力みたいなものだろうけど
タイムスリップもののドラマであるという事を考えれば最低限
のルール作りみたいなもので、ドラマの都合上、必要な設定で
ある事は否めない。もちろん都合が良すぎる設定では有るの
だけどね。

昭和の物作りの実情などを訴えると同時に、就職に悩む若者
たちに対して、夢や努力が実を結ぶ事が有るようなエピソード
が描かれ方で、現代に於ける誤った物の考え方に対して一石を
投じる役割を果たす。

当然現代と過去を行き来する上で、その価値観を覆らせる物語
になるので、現代で嫌な役割を果たしている人物を如何に
して過去に戻って更生させるのか。
主人公だけが変われば良いとする、エゴイスティックな物語
だけを追求しているのではない点は評価出来るところ。

また現代と過去を行き来する中で、どれだけ当時の人に鉄平
の存在が記憶の中に生き残っているのか。現代版・清文が
何処まで過去の鉄平との繋がりを覚えているのか興味深いな。

それにしても武井証くん、随分印象が変わってしまったな。