13歳のハローワーク (2012年1月期・テレ朝・金曜23時枠) 原作：村上龍「新13歳のハローワーク」 脚本：大石哲也 ゼネラルプロデューサー：内山聖子 プロデューサー：中川慎子、遠田孝一、浅井千瑞 演出：��橋伸之、塚本連平、梶山貴弘 http://www.tv-asahi.co.jp/13sai/

第3話 スッチーｖｓナースのお仕事！？
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就職を希望する人は引く手あまたの状況にあったバブル時代。
過酷な労働の割に給料の安い看護師の仕事は敬遠され、派手で
給料の高いスチュワーデスの仕事を希望する女性が多かった。
鉄平の友達である葵もまた、それを目指していた女性だった
が・・・

栄枯盛衰の流れを知る鉄平は、金や外見的イメージだけで
職業や未来図を描こうとしているものたちに対して、仕事本来
の意味ややり甲斐などを通して上手く諭していく。

鉄平少年の単純さがまた今の地位に居る鉄平を物語っている
気がするし、過去の時代にも起用に物事をこなしてきた
高野が今の地位に居る辺りの流れも納得できるものがある。

鉄平と高野、そして今回は葵の現在を描いてきた。
クレジットされている子役達がその後どのような道を歩んで
いくのかがドラマとしての興味の示すところだが、なんとい
ってもこのドラマの中で現在の所抜け落ちている真野翔子の今
が実に気になってくるところである。

未来を知り、現実を見据えているからこその発言なのかも知
れないが、鉄平の語る言葉が実に上手く心に響いてくるもの
がある。
それだけバブル期が派手で異常過ぎる時代だったことを物語る
が、外面ではなく内面を見て決めろとする主張は、どの時代に
於いても共通するものが有るのだろうね。