13歳のハローワーク (2012年1月期・テレ朝・金曜23時枠) 原作：村上龍「新13歳のハローワーク」 脚本：大石哲也 ゼネラルプロデューサー：内山聖子 プロデューサー：中川慎子、遠田孝一、浅井千瑞 演出：��橋伸之、塚本連平、梶山貴弘 http://www.tv-asahi.co.jp/13sai/

第4話 あの大ヒット漫画家の成功の秘密を探れ
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鉄平は謎の男から"悲惨な運命の中には変えられない事も有る"
ような事を言われ、それが誰に該当するのかどうかで悩んでい
た。鉄平は高野に話を聞くと、東大出身の彼は28歳の時に警察
になったとするが、1990年に鉄平が関わる高野は27歳であり、
一年の間に何があったのかを考えていく。

自分に嘘をついてまで生きる人生に幸せは訪れるのか。

親の問題と子供の問題は、リンクしているようでいて微妙に
違う物が有るのではないかと思う。
一方は夢を実現するための嘘であり、父親の嘘は犯罪性を
帯びるデリケートな問題として存在し、背負うべきものの存在
や立場などを考慮すると、やや同列に扱うのが難しい流れで
はあった。

ただ鉄平の主張によって、その主張が及ぼした波及的効果は
面白い形で現れ、今回の漫画親子の顛末以上に、身近にいる
高野や翔子の心に届いた所があり、更には仁科恵の流れに
さえも、影響を及ぼす所は面白かったのではないか。

翔子のエピソードも今回の主人公・岡島正人のエピソードも
家庭環境の問題が背景に存在している。
そして高野自身も、父親との関係に問題を抱えていそうなもの
が有るし、少々親子としての葛藤をドラマの中では盛り込みすぎ
な印象も受ける。