13歳のハローワーク (2012年1月期・テレ朝・金曜23時枠) 原作：村上龍「新13歳のハローワーク」 脚本：大石哲也 ゼネラルプロデューサー：内山聖子 プロデューサー：中川慎子、遠田孝一、浅井千瑞 演出：��橋伸之、塚本連平、梶山貴弘 http://www.tv-asahi.co.jp/13sai/

第7話 行列のできるカレー店の悲劇！！
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

いよいよ鉄平に捜査一課転属のチャンスが訪れ週明けには
面接が行われることになる。しかしそんな状況の中でタイム
スリップしてしまい、電話の主からは、過去の時間の経過は
現代の時間の経過とシンクロしている事を言われた事も有り
早く現代に戻らねばならないのだが・・・

人が職業を選ぶ基準にはどんなものがあるのか。
大手企業で働くことによって、自分のしたいことが出来ない
事情が描かれ、必ずしも大企業が最良の道ではない事が描か
れる。

今回は翔子自身にそんな事実を伝えるが為のエピソードであり
就職について未だに決めかねている高野に対しても、そんな
流れを感じ取らせたい意図があったのかな

翔子自身が就職に際して望んでいる物が何なのか。
就職することに対して武器になるものとは一体何なのか。

一杯のカレーを食べることで納得させる辺りの流れはとても
上手くできているとは思う。ただ少年の流れと翔子の流れに
関しては、一緒くたに扱わない方が良かったような感じもす
るし、両者の間に特に友情関係も存在しない中で変に流れが
融合し、彼女自身の目標へと繋げてしまった印象もある。

自分らしさを貫くことの意味をちょっぴりはき違えている感じ
がしないでもないしね。

13歳の鉄平少年をそそのかさなくても自力で一課になれると
する新たなパターンの提示が有ったり、これまでの過去の展開
を踏襲して、主人公が先読みする形でアクションを起こす所
など面白い部分ではあった。