37歳で医者になった僕 〜研修医純情物語〜 (2012年4月期・フジ・火曜22時枠) 原作：川渕圭一 脚本：古家和尚 プロデュース：木村淳 演出：三宅喜重、白木啓一郎 主題歌：サカナクション「僕と花」 http://www.ktv.jp/37doctor/

第8話 医者と患者が向き合うことの意味
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伊達孝仁という患者が入院してくる。
患者を担当するのは研修医の下田だが、彼の言う事など聞く耳
も持たず、伊達は高校時代の佐伯の恩師であり、彼は佐伯の
診察しか受けないとして、なかなか検査一つさせてくれそうに
なかった。

過去の思い出に生きるのではなく、目の前にいる人とのコミュ
ニケーションを求めていく物語。

プライド高い職業に就いていた人ほど、引退後の心の支えとなる
ものの存在が、過去に依存してしまうものが有るのかなと思わ
せるものがあった。

人は変わるとする主張と、変わらない所で踏みとどまってし
まっている現実がとても面白く描かれた話で、祐太を使って新
しい自分になるのに年齢は関係ないとする辺りも説得力は有っ
たし、良い感じのドラマが描かれた。

下田が主役だったけど、どちらかというと祐太が下田に花を持
たせたような格好であり、結果としてはやはり主人公の下支えが
有る所など、上手く主人公を引き立てる作りになっている。

カルテを見て異変を感じていた瑞希。
肺真菌症との事で、カビに起因するものだとしていたけど、
10年前の肺がん手術の際に執刀した佐伯教授がガーゼでも入れ
忘れたままになっているのだろうか。

森下先生が如何にも佐伯に取り込まれた格好になっているけど、
大義のためにしていることなのか、それとも別の意図が存在する
のか気になるね。