悪夢ちゃん (2012年10月期・日テレ・土曜21時枠) 原案：恩田陸（『夢違』より） 脚本：大森寿美男 音楽：横山克 チーフプロデューサー：大平太 プロデューサー：戸田一也、千葉行利、大塚英治 演出：佐久間紀佳、猪股隆一、菅原伸太郎 http://www.ntv.co.jp/akumu/

第3話 学校狙う透明人間！？腹黒教師が衝撃変身
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結衣子は再び悪夢を見る。
逆上がりの練習をする少女の一人が、頭をぶつけて保健室に
運ばれるも亡くなってしまうというもの。結衣子は彩未に
相談するも、私のクラスの生徒ではないとして、話を聞こうと
せずアクマちゃんが直接保健室の琴葉先生に知らせたらどうか
という。結衣子の忠告により、なんとかそれを阻止すると、
その日以来、彩未のクラスに誰のものとも分からない漫画本
"トーメイコウソク"が落ちている事に気がつく。その漫画本の
出来の悪さに生徒はバカにするが、漫画に書かれている事が
次々と起き始めていく。

相当好みが分かれるドラマなのか。
比較的周りでは評判の良いドラマなのだが、私はなんとなく
エピソードがごちゃごちゃし散漫化し過ぎていて、
面白さの半分も体現できずにいる。
多分夢の持つ力なり、彩未先生の持つ二面性であったり、
生徒たちの抱える心の闇なりを理解すれば楽しく感じていくの
だろうけど、イマイチ消化不良を起こしている感じ。

ただ今回結衣子以外にも予知夢を見る人物が居るのではないか
とする展開は興味を引いたし、夢と現実とを比べて、現実は
いくらでも変える事が出来るとする主張は伝わってくるところが
多かった。

ただ夢判断の出来る彩未先生がドラマに関わってくる辺りの
こじつけ方が、担任の教師という以外にあまり必然性を感じ
ない所も有る。

一番驚いたのが、清水優哉くんが大きくなっていることか。
ドラマ「エジソンの母」から4年、面影はあるけど、随分成長
した感じに見える。

社会のコミュニティでの突出した存在を嫌う日本人の気質から
すると、あまり目立ちたくない気持ちもあるけど、今回の
主人公のようにまるで相手にされない存在というのも、辛いと
いう事なのだろう。
また最後には空気を読んで笑うなとの事で、生徒に対してウソを
付かず他人の目を気にせず生きていこうとの主張が含まれていた
感じだけど、なかなか言葉とは逆に空気の存在は、大人でも
難しいところがあるね。

"空気"の存在は明らかに、芸能界のコメディアンたちが過度に
広めたもので、マスコミの影響が深く関わっているんだろうな。