悪夢ちゃん
(2012年10月期・日テレ・土曜21時枠)

原案:恩田陸(『夢違』より)
脚本:大森寿美男
音楽:横山克
チーフプロデューサー:大平太
プロデューサー:戸田一也、千葉行利、大塚英治
演出:佐久間紀佳、猪股隆一、菅原伸太郎

http://www.ntv.co.jp/akumu/





第4話 笑顔やめます。生徒達の反撃!混乱学級
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彩未は生徒達の前で騒動を収めるが為に、自分は他人の空気を
読んで行動する事は辞め、自分はインターネットのblogで書か
れている通りのサイコパスだと宣言する。
そんな彩未の態度を敏感に感じ取る生徒たち。彩未は授業の中
で、自由とは何か?を問いかけ、彩未は学校で教わる自由と自分
勝手をはき違えるのではなく、先生が言うことをそう簡単に
鵜呑みにするものではないとして、実質的にブログで書かれて
いる内容を煙に巻くような主張を述べる。益々混乱する生徒
たちだが、生徒の一人・綾乃は、先生の家を訪ねてブログの
内容が本当なのかを調べようとして先生の私生活を調べていく。

色々と現代社会に於ける、生徒達の問題意識を鋭く指摘する
と同時に、子供達が自分たちに都合よく使用している言葉の
意味やら人間関係を捉えて、それを是正しようとする内容だった。

綾乃が問題を抱えていて、彩未をスケープゴートとして扱い
不満のはけ口にしていること。綾乃の持つプライドを彩未によって
傷つけられたのではないかとするミスリードも作用して、なかなか
つかみ所のない一面も存在する。

下手な教師ならば子供たちの質問にも言葉を詰まらせてしまい
そうな事だけど、彩未先生は生徒に対して、冷たく あしらう中でも
現代的な通念とは別に、上手い事真理的答えを導き出して居る感じだね。

ドラマを見ていると、よく吟味して見ていないと言葉の持つ
意味の深さみたいなものが感じられない作り。流れに任せて
セリフのやりとりだけで見ていると確実に見落としてしまう
ものが有って、研ぎ澄ました感覚は必要だ。

子供に対する外敵は何なのか。
そして彩未にとって志岐の存在は何なのか。

ウソを付くことは、人の心を蝕むことで、何処かで毒を吐かねば
ならない必要性が有ること。その為の解毒剤とは果たして何な
のかが興味深く描かれ、綾乃の予知夢に対して、毒入りの食べ
物を食べるかどうか選択の中に"自由"を求める辺りの展開は
とても面白く演出の見せ方だった。

武戸井彩未 …… 北川景子 (28歳、担任の先生)
志岐貴 …… GACKT (35歳、10年間、古藤の元で夢研究を手伝う)
平島琴葉 …… 優香 (28歳、明恵小学校養護教諭)
古藤結衣子 …… 木村真那月 (11歳、予知夢)
貝原聡子 …… 濱田マリ (42歳、教師)
麦山勇市 …… 岡田圭右 (34歳、教師)
稲本克行 …… 川村陽介 (25歳、教師)
山里峰樹 …… 和田正人 (28歳、)
中込真也 …… 阿南健治 (49歳、教頭)
甘澤龍子 …… キムラ緑子 (51歳、校長)
古藤万之介 …… 小日向文世 (60歳、夢の映像化の研究者)

夢獣(声の出演、ももいろクローバーZ・玉井詩織)
永井一郎 (ナレーション)
詩都子 …… 吉倉あおい (彩未の意識下に現れる謎の少女)

■明恵小学校・5年2組

堀 駿一郎 - 新井雄貫
神田 冬馬 - 原田一輝 (母子家庭、義理の姉・輝美)
大川 美咲 - 川嶋紗南
相沢 美羽 - 木村葉月 (ブログの犯人に間違えられる)
清水 莉音 - 豊田留妃 (綾乃の取り巻き)
木下 萌 - 南乃彩希 (綾乃の取り巻き)
小泉 綾乃 - 白本彩奈 (3万円のプラガモの財布が盗まれる)
間宮 蒼太 - 渋谷龍生 (サッカー部)
月本 奈央 - 土岐瑞葵
佐藤 未来 - 田爪愛里
佐藤 卓弥 - 若山耀人 (サッカー部)
榎本 歩夢 - 清水優哉 (漫画家を目指す?)
森田 裕子 - 斎藤夏鈴 (綾乃の取り巻き)
赤根 祐輔 - 高村竜馬
近藤 七海 - 大友花恋 (ハンドクリームを持つ)
上原 翔 - 千葉裕太
伊澤 佳奈穂 - 内藤るな (綾乃の取り巻き)
名倉 優斗 - 大田愛翔
井上 葵 - 鍋本凪々美
田之上 空 - 稲田羅倭
樋口 杏奈 - 春名風花
瀬川 亜美 - 石橋宇輪
手塚 潤 - 井水大輔
葉山 優雅 - 石黒雄大

小泉清子 - 西山繭子 (綾乃の母)
小泉清隆 - 藤本飛龍 (綾乃の弟、私立の学校)

高橋和也

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