悪夢ちゃん (2012年10月期・日テレ・土曜21時枠) 原案：恩田陸（『夢違』より） 脚本：大森寿美男 音楽：横山克 チーフプロデューサー：大平太 プロデューサー：戸田一也、千葉行利、大塚英治 演出：佐久間紀佳、猪股隆一、菅原伸太郎 http://www.ntv.co.jp/akumu/

第7話 ドラキュラの呪い学校やめる腹黒教師
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志岐は自分が研究している事を世間に公表し、人が見た夢を
夢札として引き出すことが出来る事を主張する。今回の事件
の解決に於いても未来を予知できる人の夢札によるところ
が大きく、取材や警察からの協力を求められていく。

冒頭の事件の流れが何だかあっさりとし過ぎていたな。

まぁ学校とは違う案件を扱うと彩未さんの存在も無意味な
ものになってしまうし、あっさりと処理させた格好なんだ
ろうけどね。

夢の持つ神秘性や深層心理を探るという意味合いでは脳の
解明と同時に興味深い流れを演出している。何度も同じ夢を
見ることの意味。無意識に記憶を封じ込めているであろう
その封印を解くことへの勇気と決断は、その人にとっては諸刃
の剣であるという現実を提示する。

ただ今回の一件で貝原聡子は自らその意味を問う流れが
有ったのに、他人を責める資格は有るのだろうかというもの
が有ったし、事実がどうであれ、真実の引き出しは自分で
決められる事でも有ったので、流れとしては聡子が責任を
感じるものも無いだろうか、死ぬ前に逢える事は見ていて
良かったなと思う。一人の人間の未来を示せなかったので
夢など見なかった方が良いとするけれど、人は完全ではないし
全ての人を幸せに導けるとしたならばそれはエゴ以外に無い
気がする。