悪夢ちゃん (2012年10月期・日テレ・土曜21時枠) 原案：恩田陸（『夢違』より） 脚本：大森寿美男 音楽：横山克 チーフプロデューサー：大平太 プロデューサー：戸田一也、千葉行利、大塚英治 演出：佐久間紀佳、猪股隆一、菅原伸太郎 http://www.ntv.co.jp/akumu/

第11話 私達の未来を切り拓け！涙と希望のカーニバル
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神隠し事件が解決するも、その原因が公表されず、また志岐の
死因に対しても明らかにされていないことに生徒達もモヤモヤ
感が募る。そんな状況の中で、小学校では冬の学習発表会が
近づく。地域住民との触れ合いとの意味合いも強い発表会の中
で何を演目として採用するかを決めようとすると、生徒たちは
事件の真相を調べようと言い始めて困惑してしまう。

まだ児童施設のエピは継続していたのね。
相変わらずタイミングよく現れる刑事・春山元司の姿を見ると
"君、犯人じゃないよね?"みたいなツッコミ処も有ったけど、
とりあえずこれまでの長い前振りが、学習発表会にあったのかと
思うと気の長いエピの構成で有る。

夢なり無意識の世界の説明に関しては、ちょっと設定そのものが
如何にも作りもの過ぎて違和感が有りまくっていたけど、それでも
彩未と結衣子の互恵関係というものが、生徒と教師というだけに
留まっていなかったところや、夢の中に入り込んで、上手く彩未が
結衣子を助けにいくところなどはそれなりに面白く出来ていた。

人身売買の流れが正直安っぽいエピソードだった所が残念で、
相変わらず凄いメルヘンな世界なので、好みが分かれるドラマ
だけど、子供受けはしそうな感じの作りなのかな。

個人的にはあんまり好みじゃなかったけど、それなりに楽しめる
要素もあったし、ラストに現れる結衣子の父の存在を見ると
スペシャル版として描かれていきそうだね。

夢や脳に関してはまだまだ未知の領域である事を考えれば、
ドラマネタとして、色々と取り入れられるものは有りそう。
少しドラマ界でも上手くこのネタを突き詰めていって欲しい気が
する。