Answer〜警視庁検証捜査官
(2012年4月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本:池上純哉、真部千晶
監督:猪原達三、長谷川康、田村直己
音楽:
チーフプロデューサー:佐藤凉一
プロデューサー:三輪祐見子・西勇哉、丸山真哉・大森敬仁
主題歌:三浦大知 「Two Hearts」

http://www.tv-asahi.co.jp/answer/





第1話 緊急謝罪!!4万3千人の警察官を敵にした女
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あきる野署の署長だった新海晶は、有る事件をきっかけにして
捜査一課の捜査を検証する第三者的機関・検証捜査係に赴任
することになる。自信をもって捜査している捜査一課の刑事
たちはそんな存在を煙たく感じていくが・・・

この手のドラマは海外ドラマ「コールドケースなどと同様に、
当時の捜査の中にどれだけ見落としていた事実が存在するのかが
ポイントであり、コールドケースとは違って結論を導き出して
いる案件を再検証するという事情も有って、捜査一課との
対立は必至だし、この手の部署が浸透するまでにはやはり時間
が必要で、認知されるまでには、シーズン5くらいまで描かない
と難しいのかもしれない。
「相棒」の右京さんの存在が無視できないとされるまでに、
一体どれくらいかかったかという話ですね。

冒頭では女性が謝罪することでの世間受けを考慮したような発言
が有ったけど、そんな女性を言いように利用していたハズの
警視庁の人間が、逆に恥部を生み出される立場に追い込まれる
という事で、隠蔽体質のある組織に風穴を開けるそういう意味
では爽快感を得られる内容になってのかもしれない。

ただ数多くの事件がある中で、何故この事件に着眼点を持ったの
かという面では、かなり繊細に気を遣って描いて欲しいところ。

少ない人数での再検証という事も有るので、それぞれの捜査官
に対する優秀さが要求されるし、逆にあまり勘が良すぎるとい
うのも不自然さを際立たせてしまう。その辺のバランスには
注意して欲しいところかな。

さて今回の事件は、
子供の医療費の捻出のために放火を依頼される犯人・河島敬之。
放火によって保険金を受け取る不動産屋・峰岸龍夫。
DV夫に仕返しをする為にその流れを利用する殺人コーディネー
ター的・塚田綾乃。

ドラマ自体は金の流れが底辺に存在していて、全く関連性が
無いと思われていた複数の事件が一人の女性によって、計画
づけられていたというものだった。

計画は女性が行うが実行は男性が行う。
しかし実際には女性自身も殺人をしていたという事で、なかなか
複雑な事情が複雑に絡み合っていた。河島敬之家の夫婦関係
と塚田家の事情がシンクロして、よく見ていないと何か分からな
くなりそうだけど、二組の夫に対する妻の視線の違いはなかなか
面白く写ったのでは無かろうかと。

新海晶 …… 観月ありさ(35歳、キャリア管理官。警視)
永友真一 …… 田辺誠一 (43歳、強行犯係管理官。警視)
長谷部吉伸 …… 五十嵐隼士 (30歳、検証捜査係。巡査部長)
唐沢潤平 …… 橘慶太 (28歳、強行犯係。)
幸村勇 …… 眞島秀和 (36歳、強行犯係。巡査部長)
有富功 …… 風見しんご (49歳、首席管理官。警視)
薄井昭三 …… 松重豊 (50歳、検証捜査係係長。警部)
小暮茂雄 …… 片岡鶴太 (55歳、検証捜査係。警部補)
武邑嗣雄 …… 田山涼成 (捜査一課長)
東出祐介 …… 遠藤憲一 (警察庁長官官房・教育担当)
橘ひとみ …… 西田尚美 (東京地方検察庁 検察事務官)
小暮遥花 …… 金井美樹 (茂雄の娘。東京中央医科大学附属病院入
院)

河島敬之 …… 波岡一喜 (31歳、放火殺人容疑者)
塚田綾乃 …… 高岡早紀 (太陽税理士事務所)
柴田雪実 …… 小沢真珠 (河島の元妻)
塚田裕三 …… 並木史朗 (55歳、被害者)
峰岸龍夫 …… モト冬樹 (峰岸不動産)

中村圭佑、小村裕次郎、角南範子、潟山セイキ、今泉あまね荒井タ
カシ、長谷川恵一郎、酒巻誉洋、細野今日子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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