Answer〜警視庁検証捜査官 (2012年4月期・テレ朝・水曜21時枠) 脚本：池上純哉、真部千晶 監督：猪原達三、長谷川康、田村直己 音楽： チーフプロデューサー：佐藤凉一 プロデューサー：三輪祐見子・西勇哉、丸山真哉・大森敬仁 主題歌：三浦大知 「Two Hearts」 http://www.tv-asahi.co.jp/answer/

第6話 死者からの爆破予告！？引き裂かれた母娘の絆
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唐沢潤平から検証捜査の依頼が来る。
コモンズ商事の地下駐車場で爆破事件が起こり、社長の吉崎史
郎社長と、客として社長の下を訪れていた高樹治子が被害を受
ける。幸い助かるが、コモンズ商事が緑の戦争と名乗るもの
から爆破予告が来ていた事を知る。インターネットでコモンズ
商事が自然破壊を犯している事を厳しく追及していた土井昇
が容疑者として浮上し、彼の自宅から爆弾を作っていたであろう
形跡を見つける。爆弾に使われる起爆装置には、インターネット
で購入したとする三つの時計の存在が有り、二つの時計は
見つかるが、三つ目が見つからないことから、何処かに仕掛け
ているのではないか?と疑っていく。

ドラマとしては前半部はとても良く出来ていたし、事件の流れ
自体は面白く出来ているのだけど、犯人が分かった後の流れ
は相当自白頼みでやたらと口数の多い犯人達が告白することで
一挙に疑問点を処理してしまい、ちょっと雑な感じも受けた。

土井と礼子の間に何が有ったのか。
礼子と治子の確執なども面白く動機付けの様な形で、真相を
カモフラージュさせていたし、土井の役割も最後まで怪しさ
を醸し出していた。

今回は事件の捜査ミスを追求すると言うよりも、捜査一課と
一緒になって捜査する流れが有り、容易に感情移入することが
出来た。

末期癌であるにもかかわらず、爆弾を設置したりそんなに
アクティブに行動出来るのかという疑問点から始まり、三つの
時計を購入していたとする事実をもって捜査官を動かしていた
辺り上手く出来ていたのではなかろうか。

しかし上述したように後半部の展開が雑。
晶が爆弾を解除するとか、突拍子もない行動だし、東出の
存在感は良いのだけど、何でも責任が責任が・・と主人公を
追い込もうとしている意図がなんとなく邪魔っぽく感じる。
「ハンチョウ」の上司の真山もそうなんだけど、一度のミス
が死に直結する様な部分も有るので仕方が無いのかも知れない
けど、不要にプレッシャーをかけているような感じは、
今日の日本社会を反映しているのか。