Answer〜警視庁検証捜査官 (2012年4月期・テレ朝・水曜21時枠) 脚本：池上純哉、真部千晶 監督：猪原達三、長谷川康、田村直己 音楽： チーフプロデューサー：佐藤凉一 プロデューサー：三輪祐見子・西勇哉、丸山真哉・大森敬仁 主題歌：三浦大知 「Two Hearts」 http://www.tv-asahi.co.jp/answer/

第8話 葬られた目撃者スキャンダル写真に秘められた殺意！！
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中野新町のマンションでジャーナリストの小嶋一輝が自宅兼
職場にしている場所で殺害される。被疑者として被害者とは
師弟関係に有った山城が捕まり、金銭関係で揉めていたとして
自供するも、凶器に使ったとするペーパーナイフが見つかって
居なかった。長谷部は珍しくやる気を見せて捜査をし始めるが
・・・

過去の因縁がこれでもかという位に盛り込まれた内容だった。

山城が誰かを庇っていることは明らかで、その庇っている相手
が果たして莉子なのか、それとも美和子なのかという感じの内容
である。

自白頼みの逮捕劇なので、物証を揃える意味でも検証は必要な
ものが有ったけど、そのとっかかりは、長谷部の唐沢に対する
静かなる対抗心が働いていた様で、不純では有るが、結果的に
は良かった感じ。

冒頭で起きていたサラリーマンリンチの件と、過去のリンチ
事件の間に何らかの関連が有るのかどうか。

山城という人間の人物像を冒頭から上手くミスリードさせる
形で、違った一面を見させて、真相を煙に巻こうとしている
辺りがドラマとして上手く機能していたと思うし、アリバイ
の工作を逆に自分に容疑が向けられる様に仕向けるという
発想自体は面白い物が有った。

事件当日の足取りから、少しずつ疑問点を浮かび上がらせている
所も自然なものが有って良かったのだけど、決定的な証拠が
ICレコーダーの中にあるにもかかわらず、調べずに結論を出して
いたとか、偽証していた鏑木亜紀との関係やら、山城自身の
過去を含めて、捜査一課の強行犯係がすべき仕事をしていない
部分が有る所が、ちょっぴり残念な内容である。その癖、意外と
川から物証を探すという面では、みんな凄い執念を燃やしてい
たりしてね。

違法捜査によって証拠を不意にしてしまう一面が有ったけど、
日本の警察もそこまで厳格に現場では捜査しているのだろうか。
日本の警察ってどうしてもこれまでの刑事ドラマの印象から
なのか、科学捜査には否定的だったり、犯罪者に対しては
法律・人権無視での捜査っていうのが頭に思い浮かんでしまう
物が有るんだよなぁ。