カウンターのふたり
(2012年4月期・BS12・土曜)

脚本:川嶋澄乃
演出:中島良
企画:中山和記
編成:池上直樹、鎌田雄介
プロデューサー:伊賀宜子
主題歌:アリル「if」〜もしも2人が〜

http://www.twellv.co.jp/event/counter/





第4話 結婚の条件
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岡野亜矢子(36歳)はこの日、インターネットの評判を聞いて
結婚相談所を訪れる。そこでマリッジコンサルタントの山下
みずほ
に案内され、用紙に必要事項を記入させられる。
簡単な質問をされる亜矢子。
以前結婚した経験は?相手は初婚を求めるのか?etc.....
亜矢子は今年中に何とか結婚したいとし、子供を産む上でも
年齢的なリミットが近づいている事を主張する。
みずほは一緒に良い人を見つけようと語り、独身証明書の提示
を求められる。亜矢子はそんな書類が有るとは知らなかったと
告げる。

みずほは結婚相手に求める条件を尋ねる。
すると年齢は30歳から42歳。大卒で170cm以上、中肉中背。
一流商社、大手金融業、医師、弁護士、国家公務員で、年収は
800万円以上だという。みずほは呆れつつもどのような結婚観
を持っているのかを尋ねる。イメージとか相手の価値観はどう
いうものを求めているのか。
暴力や浮気はNG、誠実で嘘をつかないこと、妻の仕事に理解
を持っている人、笑いのツボが合う人、年に二度は海外旅行に
行き、テレビ業界に居るような遊び人はパス、都心のタワーマ
ンションに住んでいたり、また内装などには高級志向。
いくつになってもおしゃれ夫婦の様な関係でありたいという。
また長男は姑との同居が嫌なのでパスだとし、顔は中井貴一
みたいな人が良いという。
それを聞いたみずほは呆れつつもそれはあくまで理想だと
やんわり呟くと、これだけは譲れないというものは有るか?と
尋ねる。すると100%私だけを愛してくれる人で、一生大事に
してくれる人だという。みずほはもう少し条件を下げた方が
より選びやすくなるとするが、この年まで粘っていて、妥協は
したくないという。私は入会するのに35万円を払おうとしている
事を告げ、それなりの人を紹介して欲しいと告げる。
すると登録者を調べるそれに該当するのは5名だった。15000人
登録している中の5名だと知り少なさに驚く。しかもその5人
とも亜矢子は合わないと告げる。みずほは男性の年収の平均
は500万円なのでもう少し条件を下げたらどうかとするが・・・

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中年の女性が結婚相談所を訪ねる。
なんとか周りを見返すためにも条件の良い相手と結婚して、
幸せを築こうとするが・・・

少し前の中澤姉さんが演じていれば面白いネタだったのだけど、
勝ち組の姉さんが演じても、ちょっぴり説得力が無い話になっ
てしまった。このドラマの制作・キャスティングが決まった
時にはまだ結婚の話とか出ていなかったのかな。

相手に対等な関係を求めているのではなく、他人が幸せだと
思える結婚観を自分に当てはめ、それこそが幸せだと感じて
しまっている勘違い女性の物語である。

相手に求める結婚の条件は凄い物が有るけど、じゃあ自分は
どれ程の人物なのか?と問われた際に、一体自分には何が有る
のか。
相手に幸せにしてもらおうとする結婚に幸せなど長続きしない
だろうし、挫折を経験したりすれば、そこで関係は終わって
しそうな感じがする。

客商売とはいえ、ストレスが溜まりそうな仕事だね。

お金を払っているんだとするけど、まだ正式には入会していない
みたいだし、凄い勢いでやり合っていたね。
ただ被害妄想の女性に対して、上手く信頼させる行動を取った
という意味では、大胆だけど上手く出来ていたのかなと思う。

岡野亜矢子 …… 中澤裕子 (36歳、OL、結婚したい)
山下みずほ …… 山田麻衣子 (結婚コンサルタント)
理想の男性 …… 丸山雷電

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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