ダーティ・ママ！ (2012年1月期・日テレ・水曜22時枠) 原作：秦建日子「ダーティ・ママ!」（河出書房新社） 脚本：白木朋子(1)(2)(5)、小林昌(3)(4)(5)(6)(7)、秦建日子 シニアチーフクリエイター：櫨山裕子 プロデューサー：西憲彦、内山雅博 演出：南雲聖一(1)(2)(4)(7)、茂山佳一(3)(5)、狩山俊輔(6) BONNIE PINK「冷たい雨」  http://www.ntv.co.jp/dirtymama/

第7話 銃撃の真相…雪舞うグラウンド涙の対決
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「ハリウッド」で耳掻きガールのキャメロンを殺害した犯人は
銃を購入した畠山で一件落着かと思いきや、再び発砲事件が
発生し、撃たれたのは葵である事を知る。幸いかすり傷程度
の怪我で済んだが、キャメロン殺害と葵殺害未遂の線条痕は
一致するも、畠山の銃から発砲されたものではないことが
判明する。

ドラマを見ると、プライドを踏みにじられた事に対する恨み
とか、今の自分の境遇に対して出世していくかつての仲間に
対して嫉視心からの犯行なのかと思いきや、なんと殺害の
動機は、敦子と津久井の関係を知られたが為のもので、
津久井の事を考えての行動らしい。

かつての恩師が風俗で働いていた事が判明することと、殺人
犯として捕まることのどちらが、社会的に影響を及ぼすのか。
津久井に対してどれだけ被害が及ぶのか。その辺の敦子の
思考を理解するのはかなり難解なものがある。

高子は結局人は一人だとしながらも、橋蔵くん命な訳で、人は
一人で生きていけない事への微妙な流れも存在しているし、
裏切った相手に対してそれでも信じるのか?という高子に対して、
信じると言い切った葵に良い感じの見せ場を描きつつも、結局
敦子が二度目の発砲をしてしまう辺りもなんか的はずれな感じが
する。結局葵は二度裏切られるという後味の悪さと"偶然"の
ソフトボールによって命が助けられる事で、この物語は誰の心に
最も響く内容なのかイマイチ理解できない。

マウンドにいたハズの葵が一瞬にして敦子の近くにいて、
落ちた銃を蹴り飛ばすシーンを見て、ワープしたぞと感じる
ものが有って笑えた。