ドクターX 〜外科医・大門未知子〜 (2012年10月期・テレ朝・木曜21時枠) ゼネラルプロデューサー：内山聖子 プロデューサー：大江達樹、西河喜美子、霜田一寿、池田禎子、大 垣一穂 演出：田村直己、松田秀知 脚本：中園ミホ 音楽：沢田完 主題歌：Superfly「Force」 http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/

第3話 手術ミス１億円を求める患者
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病院では医師たちを前にして事務長の金子からコンプライアン
スの問題を取り上げられる。医療の主体は患者の満足度に
かかっているとし、クオリティ・オブ・ライフの徹底を義務づ
け、真心とサービス、傾聴と共感が大事である事を説かれる。
そんな中で、テレビ出演やブログで人気の料理研究家の三恵が
食道がんで入院してくる。三恵はこれからお世話になる医師たち
の為に手料理を用意してくるが、他の医師たちは不味いと感じ
ながらも笑顔で対応するのに対して、大門だけは不味いと
して食べるのを途中で辞める。しかし大門はblogのレシピ通り
に作られた料理がおいしい事を知り、彼女が味覚障害に有ること
を知る。

大門が借金している理由は、過去この手の訴訟問題によって
縛られているからなのだろうか。それとも海外での利益無き
医療活動による弊害が有るのか。

病院として求められているものが昔とは形態が変わっていて、
医師の立場の弱さみたいなものを感じるし、日本もいよいよ
アメリカの様な訴訟社会が待っているのかと感じさせるものも
有る。

想像を超える手術法で解決策を見いだすという事で、その辺は
漫画チックなヒーロー像って感じだけど、その課程には、
手術の同意の有無に関する倫理的な問題が絡んできたり、
患者に媚びることのない医師の姿に悪い印象こそ有るものの、
患者のことを第一に考えて、いざとなると週末に於いても現場
に真っ先にに駆けつけてくる所など、人間味も感じさせて、
キャラクターの描き方としては悪くはない感じ。

医局だけでなく、患者の意識も変えてしまうという辺りが上手く
バランスよく描かれているね。

どうやって味覚障害を本人に認めさせるのかなと思って想像
していたけど、神原の持っていくお詫びのメロンがポイントに
なるのかと思った見ていたが残念ながら外れ。
blogの中から情報を拾い集めて診察に利用するところなど、
面白い流れだったね。