ドクターX 〜外科医・大門未知子〜
(2012年10月期・テレ朝・木曜21時枠)

ゼネラルプロデューサー:内山聖子
プロデューサー:大江達樹、西河喜美子、霜田一寿、池田禎子、大
垣一穂
演出:田村直己、松田秀知
脚本:中園ミホ
音楽:沢田完
主題歌:Superfly「Force」

http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/





 

第5話 脚〜お腹痛い所が動く患者!?
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大門が出勤すると、突然少女・早紀から呼び止められる。
激しい足の痛みを感じている彼女は大門の外科医としての
噂を聞きつけ、痛みを取るために手術をして欲しいと頼む。
子供嫌いの大門は小児科の担当する案件だとして突き放そう
とするが、痛みを訴える少女が嘘をついているとは思えなく
なってくる。担当している小児科医の岸田に話を聞くと、
レントゲン検査の結果では異常が無く、精神的なもの
だとして端から向き合おうとはしなかった。大門が少女に
関わっていく内に、越権行為だとして小児科の教授・相馬から
はクレームが入ってくるが・・・

これだけ長いこと血管内に異物が入っていても大丈夫なのか?
というネタだった。

科間の壁が高いのが大学病院だろうし、その壁をくぐり抜け
る事が出来る人物こそ、フリーランスの大門らしいところなの
で、大門の注入は大学病院にとっては、上手く機能しているな
と思わせた。

感情を無くしていたかのような城之内博美の家庭の事情が
描かれて、息子と接するときの彼女の姿の中に、人間的で子供
を持つ母親的視線を取り込むことで、人間的にも深みの有る
キャラクター像が出来上がり、これまでとは違った意味で
このキャラクターを眺めることが出来るようになった感じが
する。

元夫・卓也も悪い人物ではないのだろうけど、大学病院の
医局制度の問題点が露わになって、非効率な状況が描かれた。

少しずつ大門を巡る過去への探求もはじまり、大門の父が
開業医で有った事や、神原が意図として大門がキューバで
働いていた時の写真を見せる辺りの意図が何処にあるのか
興味深い流れを繋げていったと思う。

最近ファイザー製薬のCMでもよく見かける子役の二宮星ちゃん
の存在感も良かった。星と書いて"あかり"と読む様だ。

大門未知子 …… 米倉涼子 (36歳、フリーランス外科医)
森本光 …… 田中圭 (30歳、新米外科医。地方の総合病院の息子)
城之内博美 …… 内田有紀 (33歳、麻酔科医、シングルマザー)
加地秀樹 …… 勝村政信 (45歳、外科医。非常に腕が立つ)
原守 …… 鈴木浩介 (38歳、外科医。患者の心に寄り添う)
千葉園子 …… 紫吹淳 (42歳、チーフ看護師)
奥村藍 …… 林丹丹 (25歳、鳥井の秘書。実は鳥井の愛人)
小池理恵 …… 山本美月 (看護師。駆け出しの新米看護師)
神原晶 …… 岸部一徳 (65歳、名医紹介所の所長)
寺山金子 …… 室井滋 (52歳、事務長。ケチ)
鳥井高 …… 段田安則 (48歳、第二外科部長・教授)
毒島隆之介 …… 伊東四朗 (本院・外科部長)
白木透 …… 小松和重 (放射線科)
小池理恵 …… 山本美月 (看護師)
新発田悠 …… 松田賢二 (名医紹介所・麻雀)
半田正 …… 政岡泰志 (事務次長)

井之上隆志、中野英樹、市橋正光、犬飼若博
小林俊、吉田雄樹、米沢瑠美、ふるかわいずみ、松之井稜

岸田卓也 …… 福士誠治 (小児科医、城之内の元夫)
相馬教授 …… 石丸謙二郎 (卓也の上司)
五木田早紀 …… 二宮星 (患者、血管に異物)

藤井杏奈

評価:★★★★★★★☆☆☆ (6.0)

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