ゴーストママ捜査線〜僕とママの不思議な100日〜
(2012年7月期・日テレ・土曜21時枠)

脚本: 梅田みか、阿相クミコ
プロデューサー: 加藤正俊、森雅弘
演出: 佐藤東弥 大谷太郎、西野真貴
原作:「ゴーストママ捜査線」佐藤智一
主題歌:「つぼみ」唄:Aqua Timez

http://www.ntv.co.jp/ghostmama/





第2話 え、僕が!?…弱虫な息子の人探し大作戦
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蝶子は亡くなるが、息子のとんぼの事が心配で幽霊となって
現世にとどまる。
そんな最中で、半年前に亡くなったとするタケルと知り合い
彼もまたこの世に心残りがあるとして現世にとどまっている
事を知る。

完全にドラマは海外ドラマ「ゴースト的展開になってしまっ
た。前回はそれとは違う内容だったけど、今回のは完全に
その設定を踏襲したような流れだった。

「ゴースト」でもキーポイントになるのは、幽霊が気持ちを
伝えたいその人との間でしか知り得ない情報を持って、共有を
図り、幽霊が見えるという証明をした上で言葉を伝えなければ
ならない流れである事。

ドラマでは、二人が正式に知り合う前に出会っていた
喫茶店でのメニューを通して、信用させる流れが有った。
残念なのは、ハンカチを返す時の演出がかなり幼稚っぽく
なってしまったところかな。幽霊が居る事を証明するために
ビジュアル的な一面が欲しかったのかも知れないが、これは
素直に子供がハンカチを渡すべきだった様に思う。

ハンカチをキーワードにして上手く相手の住所を突き止めて
いく段取りはよくできていたとは思うのだけどね。

また今回の幽霊でもあるタケルと母親のエピソードも悪くは
無いけど、母親に対しても同様にタケルと母親にしか知り得な
い情報を提示して、タケルと母親との間の蟠りを解くような
シナリオが欲しかったところ。子供は代弁する形でドーナツは
世界一美味しいと語っていたけど、この言葉がタケルのもので
あるとの確証はなく、子供が気を遣って話しただけのようにも
感じてしまう。

それにしても蝶子の気持ちは分かるけど、朝食の際にあれだけ
やかましくとんぼに話しかければ、とんぼだって無視出来ず、
自分が誰にも見えていない事を前提にして話しかけてあげない
と、息子が周りから変人扱いされるだけだと思うんだよね。

上原蝶子 …… 仲間由紀恵 (生活安全課に務める警察官)
上原航平 …… 沢村一樹 (写真館店主)
上原葵 …… 志田未来 (航平の連れ子、高校生)
上原とんぼ …… 君野夢真 (息子、小学1年製)

吉沢美波 …… 芹那 (とんぼの担任)
長谷川淳也 …… 真田佑馬 (葵の級友、)
高倉大 …… 塚地武雅 (交番勤務の巡査)
三船義光 …… 生瀬勝久 (桜田署生活安全課課長)
鶴田健一 …… 森山栄治 (とんぼのクラスの副担任)
高橋陽樹 …… 中島広稀 (葵の級友)
小林元二朗 …… 山本涼介 (葵の級友)
佐野タケル …… 賀来賢人 (幽霊)
藤田 …… ミスターちん (刑事)

佐野真由美 …… 藤吉久美子 (タケルの母)
小川花帆 …… 山下リオ (ハワイアンカフェ店員、鈴蘭女子大文学部3年)
遥 …… 中島妙子 (花帆の友人)
大学の学生課職員 …… 伊藤洋一

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (6.0)

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