はつ恋 (2012年4月期・NHK火曜22時) 脚本・中園ミホ 演出・井上剛 音楽・渡辺善太郎 http://www.nhk.or.jp/drama10/hatsukoi/

第7話 Promise / 愛を伝えたくて涙の果ての祈り
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リハビリ中の三島が、高校時代の緑の子供の父親だったと知っ
て勝は激怒し、追い出すことに。緑たちは心配になって彼の
行方を捜す。三島のような立場の人間の気持ちの分かる中山か
ら、静かなところにいるハズだと言われ、緑は二人でよく行っ
たレストランへと足を運ぶとそこに彼が居るのだが・・・

どんな罰でも受ける覚悟で関係を持ったのだろうから、その後
の展開は当たり前なのかなと思える所の有る中で、何の罪もない
子供を挟んで大人達の複雑な事情が描かれた。

ずっと終わらない恋など存在するのか。
人生の次のステージに進む為にも、失恋したらきっちりと前の
恋愛を終わらせるべきだとする主張があるけど、まさに二人は
高校時代に時計を止めてしまったまま、成長してしまった感じ
で辛い状況を生んでいる。

二人が同じような現状にあるならばまだしも、一方は家庭を
持ち子供も居る中で、緑の初恋に多少の共感は有っても、
その選択には賛同するものなどは有りはしない。

過去の僅かな掛け違い・・・というのならばまだしも、当時
の三島が自分で選んだ道だし、今更一緒に居たいとしても
我が儘なヤツにしか見えない所も有るし、この期に及んで
嘘をついている緑の姿の中に嫌悪感しか生まれなかった。

あの思い出のレストランも緑ならば真っ先に見つけて良いはず
なのに、わざわざ中山に言われるまで気がつかない所など
違和感が有った。何よりも二人だけの思い出の場所って感じ
がしない所が有るし、高校時代から二人だけの空間をもっと
描いておくべき所だったと思う。