ハングリー！ (2012年1月期・フジ・火曜22時枠) 脚本：大森美香 プロデューサー：河西秀幸、平部隆明 演出：本橋圭太、白木啓一郎、木内健人 音楽：大橋トリオ THE BAWDIES「ROCK ME BABY」 安田奈央「タイトル未定」 http://www.ktv.jp/hungry/index.html

第1話 超ドＳシェフ誕生…満足させてやる！
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母親が経営するフランス料理のレストラン「ル・プティシュ」
のコックになる事を夢見ていた幼き頃だったが、年を重ね
13歳の頃に初めてロックに触れ、料理の専門学校を経て
料理コンテストで優勝した20歳の後、英介はコックではなく
ロックを続けていきたいことを訴える。30歳までに芽が出なけ
れば、大人しく実家のレストランを手伝うことを告げるが・・・

好感度の高い俳優さんを揃えているので、余程のことがない
限りコケ無いドラマではあると思う。
この火22時枠は木22時枠ほどではないけど、フジテレビにと
っては、イマイチ視聴率が上がらない部分なので、人気俳優
を揃え、恋愛描写に於いて手堅くまとめてくる大森美香さん
のコンビに託したようだ。

過去にも大森美香さんといえば「ランチの女王」の脚本も
担当されているので、それなりに料理ネタ・コックネタの
ドラマも知り尽くしている所があるのかも知れない。

正直あんまり料理ネタのドラマが好きではないので、料理の
紹介色の強いドラマとか、あんまり見る気が起こらないので
料理以外の人物関係に展開が深く及んでいくのを期待している。

ドラマとして一番気になるのは、昔は料理人としての才能が
有ったのかも知れないが、音楽がダメだと分かった途端に
転職して、料理人としてのキャリアをいきなりスタートさせる
だけで、美味しい料理が作れてしまうという都合の良さに有る
と思う。その他二人のキャラクターたちは、包丁も手に握った
ことのない様な人物だし、いくら何でも都合が良すぎるだろう
という感じは否めなかった。

空腹に勝る調味料はないなど、何処かで聞き慣れたフレーズ
を使ったり、金ではなく食べる人が幸せになって欲しいとする
理想論だけで何処まで通用するのか。