ハングリー！ (2012年1月期・フジ・火曜22時枠) 脚本：大森美香 プロデューサー：河西秀幸、平部隆明 演出：本橋圭太、白木啓一郎、木内健人 音楽：大橋トリオ THE BAWDIES「ROCK ME BABY」 安田奈央「タイトル未定」 http://www.ktv.jp/hungry/index.html

第2話 閉店危機だ！宣戦布告だ
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フレンチの名シェフだった母親を失い、英介はバンド活動を
辞めて母親の意思を継ぐべく、新生「ル・プティシュ」を
立ち上げる。母親が築き上げて来た店は麻生時男によって
乗っ取られたために、彼は倉庫にしている場所をレストラン
とする。最初こそ人は入るのだが・・・

取りあえず英介の目指すレストランの形が決まったことで
猪突猛進って感じの下地はできあがった。

人々の心に残る料理の味は、料理そのものの美味しさはもち
ろんの事、今回のエピソードのように、突然雨が降り出す中
偶然入った店で、最後の晩餐と化すような危うい崖っぷ
ちな状況から見事生還した時に食べる食事なのかも知れない。

誰と食べたのかが重要になる事もあるだろうし、どんな時
に食べたのかも大切。
そういうエピソードを上手く使い分けながら、英介の持つ
料理のセンスというものを発揮しつつ、上手く構成していく
ものなのだろう。

ただ相変わらず店の雰囲気が良くない。
今回はたまたま成功したパターンだが、こんなROCKERたちが
集まるフレンチレストランに人が寄りつくとも思えない。
入れ墨した金髪の男が接客や料理を作っている辺りも、
イタリア辺りに行けばありがちな光景では有ると思うけど、
フレンチとしては、やや方向性が変わってくる。

睦子のオオバー過ぎるリアクションも個人的には要らないよう
な感じがする。

時男との関係はもう少し英介の店が機能し始めてから絡んで
来た方が面白い気がするんだけどね。正直今の段階では、
あんまり時男側にそれ程の意識を持たせる必要は無いな。