ハングリー！ (2012年1月期・フジ・火曜22時枠) 脚本：大森美香 プロデューサー：河西秀幸、平部隆明 演出：本橋圭太、白木啓一郎、木内健人 音楽：大橋トリオ THE BAWDIES「ROCK ME BABY」 安田奈央「真夜中のひだまり」 ROCKHEAD「自由の街」 http://www.ktv.jp/hungry/index.html

第6話 存続危機！一世一代の勝負だ
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麻生から店名をかけた勝負を挑まれる英介。
そんな折り、拓は自分がバンド活動でバイトに来られない時
には千絵を雇って欲しいと英介に紹介する。

料理の勝負の場合、完全に味覚の問題なので、そこで勝負云々
の話をされるとどうしてもあんまり説得力は無くなってしま
う。しかも当事者が審査するとなれば、主観が入りその言葉
自体の信憑性に欠ける部分が出てくる。
ライバル店の男に何処まで本気で物を語るのか分からないもの
が有るんだよね。

ただそんな疑問有る展開を上手くまとめ上げた感じのする
内容で、英介自身が認めたのだから、それ以外の何者でも
ない。

麻生が料理の味を認めつつも、ここがフレンチでは無いとする
ところや、事業家としての意見を淡々と語る中に、視聴者が
疑問に思っていた気持ちを代弁して語ってくれている感じが
して、嫌な男の中にも意外と後味の悪さは感じない。

名前が変わろうとも、来てくれる客が居るには違いないが、
それだけで終わるのか。

母親の事ばかりを念頭にしてきた英介の中にも、改めて自分
で決めた道を進むという意味で、上手い挫折の仕方だったと
思う。

まりあと英介の間に、千絵は割ってはいる余地があるのか
どうかも気になる。