ハングリー！ (2012年1月期・フジ・火曜22時枠) 脚本：大森美香 プロデューサー：河西秀幸、平部隆明 演出：本橋圭太、白木啓一郎、木内健人 音楽：大橋トリオ THE BAWDIES「ROCK ME BABY」 安田奈央「真夜中のひだまり」 ROCKHEAD「自由の街」 http://www.ktv.jp/hungry/index.html

第10話 最後の客を最高の仲間と
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麻生からの提案で、引き抜きをされる英介。
条件としては申し分なく、彼が料理の美味しさに対してどん欲
さを知る事になり、意外にも誠実さを持ち合わせている事が
分かる。そんな中、英介のレストランは開店以来300人目の客
が訪れようとしていた。しかし300人目の客は味音痴であり、
この店の土地の所有者の亜矢子だった。

麻生がこのドラマの当初から嫌みっぽく描かれつつも、料理に
関してはどん欲な感じをだし、料理としてだけでなくビジネスとして
の腕も長けているだけあって、英介を取り込んでいくのが
上手いなという印象だった。
彼の発言する主張はどれも至極まっとうなものが有ったし、
憎まれ役を演じながらも、英介の才能を引き出すために上手く
存在している感じがする。

皮肉なことに300人目の客が味音痴だったこと。
そして如何にもいったん解散的方向性をもって、流れが動いて
いたことで、最終話は一度はフランスに渡って時間が流れる
パターンだろうけど、まりあとの関係がここに来て気になる
要素として浮上してくるものが有るし、その決断や結末は
どういう事になるのか上手く最終話に繋げた格好だった。