息もできない夏
(2012年7月期・フジ・火曜21時枠)

編成企画:太田大
脚本:渡辺千穂
演出:河野圭太、城宝秀則
プロデュース:川西琢
音楽:井筒昭雄
主題歌:BUMP OF CHICKEN「firefly」
挿入歌:アデル「Set Fire To The Rain」「Someone Like You」

http://www.fujitv.co.jp/ikimodekinai_natsu/index.html





第4話 直接対決!いま襲い掛かる同情という名の悪意
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玲は帰り道に男性とぶつかりそうになり自転車から転倒する。
互いにまだ気づいていないが、その男性は玲の父親・鮎川だ
った。相変わらず母親は千葉の民宿で現実逃避する中で、
玲はシティウォッチャーという名のフリーペーパーで取り上げ
られる事になる。

戸籍の問題は意外な程に簡単に処理されそうな感じがする。
戸籍の問題とDVの問題はまた別問題で、書類も別と言うこと
だから、戸籍自体はこれで取得出来ると言った感じなのか。

同じ戸籍を持たない人物で有っても現実に突きつけられている
幸せ、不幸せの度合いは違うので、玲が明るく振る舞い
草野広太に現状を戸籍のせいにするのは嫌だと主張しても、
所詮戸籍が取れそうな位置にいる彼女との現状には相当な温度
差が存在している事は明らかで、その明るさがまた、草野
の現実に嫉妬心を植え付けていきそうだ。ただ正直、草野広太
みたいな人物と知り合いになりたくないと思う程に不気味な
オーラを出し続けていて、その負のオーラを玲の笑顔によって
浄化出来るのかが今後の興味として描かれていくのかな。

玲の職場での争いは想定のウチだけど、上司はそういう嫉妬心
やら職場でのドロドロとした人間関係に気遣うこともなく、玲に
ばかり構っている感じがしてくるところは、なんとなく嫌な
感じ。さつき自身も実力が全ての世界だからこそこの世界に
飛び込んだとするけれど、結局の所その現実を認められずにい
る。

玲は鮎川の娘で、麻央は後夫・啓介との間の子の様で、
父方の母である香緒里が妹の方にだけ可愛がっている姿にも
何処か納得する物が有ったね。

今まで勘違いしていたのは、夏目は鮎川の父だと思っていた
のだけど、葉子の実父なのね。鮎川に金を渡していたので
バカ息子を甘やかしているだけなのかと思っていたけど、
葉子の逃走癖は、親譲りな所が有るようだ。
夏目家に於いても、妻との間で何か有りそうだし、ネタとして
はまだまだ多く残されているけど、肝心の玲の戸籍自体は上述
したようにそう難しくなく取得出来そうな感じ。それ以降の
問題はまた別問題だよね。

谷崎玲 …… 武井咲 (19歳、「戸籍を持たない」)
樹山龍一郎 …… 江口洋介 (41歳の元・新聞記者)
谷崎葉子 …… 木村佳乃 (39歳、看護師)
谷崎麻央 …… 小芝風香 (14歳、娘、中学生)
草野広太 …… 中村蒼 (22歳、生活保護の相談)
谷崎香緒里 …… 浅田美代子 (62歳、祖母)
鮎川宏基 …… 要潤 (39歳)
夏目周作 …… 北大路欣也 (63歳、旭川精密機器)

安倍川衣里 …… 橋本麗香 (パティスリー・シャルロット)
田所光子 …… 濱田マリ (南区役所)
矢崎 …… 佐伯新 (南区役所)
筒井宗太郎 …… 勝信 (南区役所)
西川純 …… 清水一希 (シャルロット)
井川さつき …… 原幹恵 (シャルロット)
片岡亜沙美 …… 霧島れいか (直人の母、樹山と関係が?)
片岡 直人 …… 笹原尚季 (息子)
中津大輔 …… RIKIYA (樹山の元同僚、新聞記者)

市橋正光、松田沙希、杜名優花、堀内優心

若林久弥、小島康志、高井純子

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