息もできない夏 (2012年7月期・フジ・火曜21時枠) 編成企画:太田大 脚本:渡辺千穂 演出:河野圭太、城宝秀則 プロデュース：川西琢 音楽：井筒昭雄 主題歌：BUMP OF CHICKEN「firefly」 挿入歌：アデル「Set Fire To The Rain」「Someone Like You」 http://www.fujitv.co.jp/ikimodekinai_natsu/index.html

第5話 最悪の悪夢がやって来た…あの男がついに
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銚子で逃げ回っていた母・葉子が玲たちの元に戻り、申述書
を書いてくれたおかげで、取りあえず戸籍は作れるような道筋
は立つ。一度は鮎川の戸籍に入り、そしてすぐに谷崎家の戸籍
に移していくというのが法律上の手順だった。
しかしそんな中、玲の存在を知った葉子の元夫・鮎川は玲に対し
て偶然を装い近づき、ついには家庭の中に入ってくる。

なんとなく鮎川の存在がまだまだ一癖もふた癖もありそうで、
額面通りに葉子が鮎川からDVを受けていたとか、玲は鮎川の子
だとするには、少々違和感がある展開に思えてくる内容だった。

単純に鮎川が悪者で、裁判によって戸籍の問題を取り上げる
というには、あまりに安易な展開で、視聴者に対するサプライズ
感がまるでなさ過ぎる気がする。
まぁもちろん樹山と片岡家の事情や、草野の流れを加味して
いけばそれなりにドラマとして盛り上がるストーリーが
描けそうな感じだけど、それだけでは終わらない感じだね。
その辺の奥歯に何かが挟まったような感覚は、夏目とどう
関係していくのかが気になるところ。

例え親権裁判になる可能性が有ったとしても、額面通りの
展開であれば、戸籍を一時的に鮎川家に入れても、全く問題は
無い。
気になるのは鮎川側の実家がどういう事情になっているのかと
いう点で、まだまだこの葉子は何かを隠していそうな感じ。

玲の前にあれだけ何度も訪れているのに怪しいと気がつかない
のも天然なのだろうけど、そんな天然さは幸せな人生を送って
きた証拠でもあるんだろうね。
人を疑うことを知らない人間っていうのは悪くは無いけど、
草野の流れと言い、少々軽率すぎる行動が目に余るという感じ
かな。