息もできない夏
(2012年7月期・フジ・火曜21時枠)

編成企画:太田大
脚本:渡辺千穂
演出:河野圭太、城宝秀則
プロデュース:川西琢
音楽:井筒昭雄
主題歌:BUMP OF CHICKEN「firefly」
挿入歌:アデル「Set Fire To The Rain」「Someone Like You」

http://www.fujitv.co.jp/ikimodekinai_natsu/index.html





第9話 悪夢の晩餐会へようこそ…遂に明かされる家族の謎
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玲は鮎川との血のつながりを調べる為にDNA鑑定をしようと
考え、鮎川に連絡。暫く電話は繋がらなかったものの、突然玲の
元に鮎川から連絡が有り、小樽から上京するという。
樹山にそれを話すと、心配なので付き添うというが・・・

中津が突然記者としての正義を唱え初め、差別を伝えた瞬間から
差別が始まるとの樹山とのやりとりが始まったけれど、誇張する
様な文体で報道している時点で中津の正義が歪んでいる感じが
する。

樹山自身の正義や責任の取り方も又何処か違うのではないかと
する内容で、弱っている女性に付け入った訳ではないのだろう
けど、何時までも優しさという名の下で、誤魔化されたまま、
グダグダとここまで来てしまった歪な家庭の姿を描いた。

役所の人間が何処まで市民の生活に踏み込むかが、ここに来て
テーマとして浮上してしまった感じで、戸籍の問題が進展を
見せようとしないのは、現実とのすりあわせなのかも知れない
けど、やはりグダグダして引っ張った感じがする。

何故玲が樹山とはもう会わないと言ったのかもイマイチ理解
出来ないけど、やはり鮎川と同様の猟奇さを兼ね備えた亜沙美
の様な女性と関わりたくない事が大きいのだろうか。

人間の怖さというものを散々描きつつも、その反面居場所が
描かれているし、職場の人間を散々振り回しつつも、信頼を
寄せてくれている関係性に、誠実に生きれば何処かで見ていて
くれる人が居る様で暖かさを感じる一面も存在する。

谷崎玲 …… 武井咲 (19歳、「戸籍を持たない」)
樹山龍一郎 …… 江口洋介 (41歳の元・新聞記者)
谷崎葉子 …… 木村佳乃 (39歳、看護師)
谷崎麻央 …… 小芝風香 (14歳、娘、中学生)
草野広太 …… 中村蒼 (22歳、生活保護の相談)
谷崎香緒里 …… 浅田美代子 (62歳、祖母)
鮎川宏基 …… 要潤 (39歳)
夏目周作 …… 北大路欣也 (63歳、旭川精密機器)

安倍川衣里 …… 橋本麗香 (パティスリー・シャルロット)
田所光子 …… 濱田マリ (南区役所)
矢崎 …… 佐伯新 (南区役所)
筒井宗太郎 …… 勝信 (南区役所)
西川純 …… 清水一希 (シャルロット)
井川さつき …… 原幹恵 (シャルロット)
片岡亜沙美 …… 霧島れいか (直人の母、樹山と関係が?)
片岡 直人 …… 笹原尚季 (息子)
中津大輔 …… RIKIYA (樹山の元同僚、新聞記者)

市橋正光、松田沙希、杜名優花、堀内優心

高井淳子、岡崎宏、西村いづみ

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