カエルの王女さま (2012年4月期・フジ・木曜22時枠) 脚本：吉田智子 音楽：山崎耀 プロデューサー：渡邉恒也、大木綾子 演出：光野道夫(1)、西坂瑞城、田中亮 主題歌：家入レオ「Shine」 http://www.fujitv.co.jp/princessofthefrog/index.html

第3話 終わらない歌を歌おう
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シャンソンズがイベントで歌ったことで、新聞にも取り上げら
れ、地元のテレビ局からの出演のオファーをもらう。
しかし今のままではインパクトが足りないとして、それを補うに
はロックだとし、そして男性の存在が不可欠だと感じていくが。

懐メロを通して音楽自体で魅せようとしていたり、音楽のテー
マ性をもって、それを展開にかぶせていく辺りも、やっている
事はそのまんま「glee」っぽさが有るのだけど、パフォーマンス
の弱さや、キャラクターの弱さがあり、その割には街全体を
巻き込もうとしている感じはかなり苦しい気がしてくる。
正直、これくらいのパフォーマンスならば、どの街でもやって
いる事だしね。

自らが変われば良いのだとする主張は感じるけど、その部分が
どうしても説明っぽくなりがちで、台詞先行型のドラマになっ
てしまっている感じは否めない。

日本のドラマにありがちな、一人ずつ仲間を引き入れていく様。
スポ根のドラマでも、不良更生型のドラマでも、とにかく一人
ずつ仲間にしていくようなドラクエのクエスト型シナリオが
存在している様で、一希を味方に引き入れるために、澪の主張
はどのようにして彼の心に届いていくのか。

まひるを使った東京のパートはかなり苦しい物が有ったけど、
とりあえず一希の過去が分かっただけでも、対応としてはし易く
なったのかな。