カエルの王女さま (2012年4月期・フジ・木曜22時枠) 脚本：吉田智子 音楽：山崎耀 プロデューサー：渡邉恒也、大木綾子 演出：光野道夫(1)、西坂瑞城、田中亮 主題歌：家入レオ「Shine」 http://www.fujitv.co.jp/princessofthefrog/index.html

第8話 決戦！優勝か解散か！？
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合唱コンクールで優勝しなければシャンソンズは解散すると
いう事で、澪たちはコンクールに向けて活動を開始。優勝する
為には自分たちの思いの詰まったオリジナル曲の必要性を
感じ、その曲を一希に作るよう告げる。しかしそのような状況
の中で、メンバーたちは次々不景気からなのか職場から
リストラされたり工場の閉鎖を余儀なくされ、歌どころでは
無い状況に追い込まれてしまう。

ドラマ部分は良いとしても、これでコンクールで優勝を狙う
とする浅はかな考えの中に、優勝出来るだけの説得力が
何処にも存在していないところが正直痛いところである。

練習する姿がないのは、本番でのパフォーマンスのインパクト
を求めたからなのかも知れないけれど、ぶっつけ本番のような
形にしか見えず、ドラマが安っぽい所へと追いやってしまう。

ドラマでは欠けていたピースの中でも一番の主役の中にある、
音楽堂に対する思いや、故郷に対する執着を母親との思い出を
通して描かれていることや、一希の音楽に対する思いなども
見られてドラマ自体はそう悪い者ではないけど、やはりワンパ
ターンの域は超えていない感じがする。

コンクールの直前になって突然衣装を作り始めたり、コンクー
ルの曲だけが練習ではないハズなのに、それさえも殆ど
歌うことなく処理されていく現実はもう少しなんとかした方が
良かったかも知れない。

ソリストだとする江見こずえが清忠の送り込んだ刺客かと思った
けど、実際には合唱での規定違反ということ。シャンソンズが負ける
のは良いけど、安見市の合唱団は結局なんだったんだ?みたいな
オチになってしまったなぁ。