カエルの王女さま (2012年4月期・フジ・木曜22時枠) 脚本：吉田智子 音楽：山崎耀 プロデューサー：渡邉恒也、大木綾子 演出：光野道夫(1)、西坂瑞城、田中亮 主題歌：家入レオ「Shine」 http://www.fujitv.co.jp/princessofthefrog/index.html

第9話 号泣！真夜中のライブ
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合唱コンクールで優勝出来なかった澪たち。
話を聞くと厳格なルールに乗っ取った格好で、その事を裏から
指摘していたのが清忠だと分かる。
澪たちは解散を余儀なくされ、とりあえず打開策が見つかる
までは、細々と活動をしていくことになるが・・・

いよいよ音楽堂の解体までカウントダウンが始まる中で、
シャンソンズが解散される事になり、音楽堂解体を止めようと
するものたちが居なくなる。果たしてどのようにして打開策
を見いだしていくのか。

それぞれのキャラクターの設定を細々を繋げて、打開策への
ヒントへと繋げていった内容で、面白く出来ていたかな。

再就職に向けて活動しなければならない状況の中、音楽堂
の取り壊し禁止を唱える活動やら、なんやかんやで忙しい
状況ではあるが、大事なところは全て忠子と父親が処理した
感じで上手いこと、清忠の中に起きた転換期を描いていく。

なんとか話し合いを持とうとして、澪たちが網で清忠を
捕まえようとして張り込みしている所とか、笑える所が有る
けど、肝心のショークワイアが殆ど見られず、歌唱シーンだけ
しか無いのはやはり物足りないものが有る。

憎んでいるというのは、愛していることの裏返しと言うことで
上手い感じで、父親の息子に対する愛情の形跡を見つけていく
辺り、南親子の突拍子もないエピソードから上手く繋げた
感じだし、清忠の中に有るトラウマも上手く払拭出来た感じ
なので、それはそれで良かったと思う。

ただ個人的な事だけで政治は動いておらず、気持ちとは余所に、
音楽堂の解体の流れが止められないとする辺りは、ちょっぴり
皮肉なものが有るかな。市政が赤字である現実は変わりないも
のだしね。

来週が最終話かと思っていたけど、まだ続くのね。