カエルの王女さま
(2012年4月期・フジ・木曜22時枠)

脚本:吉田智子
音楽:山崎耀
プロデューサー:渡邉恒也、大木綾子
演出:光野道夫(1)、西坂瑞城、田中亮
主題歌:家入レオ「Shine」

http://www.fujitv.co.jp/princessofthefrog/index.html





第11話 涙のラストソング
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市長から正式に一日だけシャンソンズの音楽堂での講演が
認められる。千有る座席を埋めることが出来れば、取り壊し
の件でも再考する事を取り付けるも、約束の期日前にいきなり
業者は取り壊しを始めようとする。調べていく内に、いつの間
にか主導権は、全て安見市長側に有る事が判明していく。

講演が一曲で終わりなのかとか、アンコール後の方が尺が長い
じゃないかとか、上手いこと大島蓉子さんを腰の痛みに乗じて
メンバーから一時的に外したなという感じだったけど、シャン
ソンズの存在が町の象徴的な存在になったのかどうかに関して
は、ちょっぴり微妙さの残るものが有った。
まぁメンバーの一人一人がシャンソンズを通して、生きていく
上での強さを得たという所は好感を得られる所だったし、なん
とか疲弊する町に一石を投じようとして奮闘する所などは
悪くは無いんだけどね。

講演自体がきっかけにはなったとしてもそれ程簡単に影響力が
及んでいくとも思えない中で、一度の講演の成功の是非で、
取り壊しの流れが変わってしまう程単純な構図が有るので有れ
ば、如何に市民達が市政に無関心で、市長の独走を許していた
のかという所に尽きるような感じにも思える。

小泉孝太郎さんが政界の方に脚を傾けていれば、こういう姿
を見せていたのだろうなと思うと、なんとなくそういう部分を
想像して楽しめる部分も多かった。

澪が所属していた劇団が劇団四季ならぬフォーシーズンズ
だったとか、藤岡くんの存在をやたらと強調している所は、
gleeのヒゲおじさんのBrad Ellisさんを意識したのだろ
うけど、逆に寒すぎた。

選曲自体は悪くなかったけど、やはり体全体で表現するという
には物足りなさが有ったし、「glee」の二番煎じの上に、
物語自体が日本のドラマにありがちな型どおりの展開だった
という点で、かなり微妙に感じる部分も多かった。

倉坂澪 …… 天海祐希 (ミュージカルスター)
井坂忠子 …… 石田ゆり子 (哲郎の妻、清忠の娘)
野々村まひる …… 大島優子 (奥手、姉と比較される)
羽田南 …… 福原美穂 (ヤンキー)
馬場みぞれ …… 大島蓉子 (特売好き)
皆川玉子 …… 菊地美香 (パチンコ好き)
高垣忍 …… 千葉雄大 (鉄工所)
乾一希 …… 玉山鉄二 (鉄工所)
桜井玲奈 …… 片瀬那奈 (由芽市役所)
熊園桜 …… 濱田マリ (バーのママ、澪の下宿先)
井坂哲郎 …… 小泉孝太郎 (由芽市役所、婿養子)
森香奈絵 …… 久野綾希子 (由芽市民センター)
井坂清忠 …… 岸部一徳 (由芽市・市長)

ピート …… 草刈正雄 (エージェント)
柴田 …… 村松利史 (興和製作所従業員)
重村 …… 飯田基祐 (興和製作所従業員)
山根 …… 杖桐安 (興和製作所従業員)
八木 …… 西村ミツアキ (興和製作所従業員)

羽田大輝 …… 高木星来 (南の息子)
皆川リコ …… 鈴木梨央 (玉子の娘)
皆川タキ …… 田根楽子 (玉子の母)
馬場昂 …… 白石拳大 (長男)
馬場陸 …… 篠田涼也 (次男)
馬場守 …… 山崎智史 (三男)
馬場未来 …… 相田梨花 (長女)

鴻池 …… ミッキーカーチス (安見市長)
鴻池瞬也 …… 長谷川朝晴 (安見住建)

藤原正明、岩澤晶範、鈴木梨央、中村有志
山本栄治(アンバランス)、君沢ユウキ、小野敦子、古川真司
岩田丸、若尾義昭、夏井貴浩、中村直太郎、田実陽子
山田芙未子、伊勢田隆弘、上野山浩、内ヶ崎ツトム、後藤健
牧原俊幸(フジテレビ)、阿部知代(フジテレビ)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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