鍵のかかった部屋
(2012年4月期・フジ・月曜21時枠)

原作 - 貴志祐介
脚本 - 相沢友子
プロデューサー - 小原一隆
協力プロデュース - 中野利幸
演出 - 松山博昭、加藤裕将、石井祐介
主題歌 - 「Face Down」嵐

http://www.fujitv.co.jp/kagi/index.html





第7話 今回は、密室が破られません
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芹沢の評判を聞きつけ遠藤という男性が事務所へとやってくる。
芹沢はモナコでF1 GPを見るために休暇を取っていたが、その場
で土下座されて仕方なく話を聞くことになる。
話によると友人の西野真之の娘・愛美が自宅で何者かに殺害され
家からは金塊など盗まれた形跡があるという。ほぼ密室に近い
状態だったことから第一発見者である真之が逮捕・拘留されている
事を知り助けてほしいというものだった。遠藤によると、4年前に
ナイフで同級生を刺して逃げ回っている西野家の長男・猛が
怪しいのではないか?と疑っていくが・・・

ドラマを見ていると、密室の意味合いをいろんなバリエーションを
使って紹介するドラマ内容になっており、そういう意味では面白い
のだけが、点在する物証を推論の下でつなげる作業自体にはやや
強引とも思える部分がありすぎて、ごまかされているのかなとも
思う。

どうしても密室というと限られた狭い空間という印象もあるために
一軒家全体が密室の状態になっていると言われてもピンとくる
ものが無く、古い建築故に、密室自体を構成しているもの自体の
信憑性やら説得力が無さそうな感じもする。

ただ遠くからこの家の事情を見ていた人の目撃証言によって、面白い
こと、家に出入りする人物の流れが一様に描かれ、どのように
進入したのかという事以前にこの家に近づけたのかどうかという所
に着眼点を持たせていたり、また唯一の進入経路だとされる窓の開い
た部屋に視線を向けさせ、視聴者に可能性を探らせる辺りは面白く
機能していた部分だった。

死体がバクテリアによって分解され、そこで発生するリン化合物が
光って見えるとする鬼火の正体。
榎本の研究室の中でも光っていた所を見ると、遺体が隠されていたり
してね。

榎本径 …… 大野智 (30歳、東京総合セキュリティ)
青砥純子 …… 戸田恵梨香 (26歳、フリードマン・芹沢総合法律事
務所)
芹沢豪 …… 佐藤浩市 (50歳、フリードマン・芹沢総合法律事務所)
水城里奈 …… 能年玲奈 (フリードマン・芹沢総合法律事務所秘書)
立川 …… 夙川アトム (東京総合セキュリティ)
鴻野光男 …… 宇梶剛士 (捜査一課刑事)

遠藤晴彦 …… 平田満 (西野の友人)
西野真之 …… 吉田鋼太郎 (築100年の日本家屋・家主)
西野愛美 …… 森迫永依 (長女)
西野猛 …… 郭智博 (長男、友人を刺して逃走中)
西野明日香 …… 石井心愛 (次女)

高柳葉子、渡辺杉枝、辺土名龍介、佐藤裕、坂本充広

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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