鍵のかかった部屋
(2012年4月期・フジ・月曜21時枠)

原作 - 貴志祐介
脚本 - 相沢友子
プロデューサー - 小原一隆
協力プロデュース - 中野利幸
演出 - 松山博昭、加藤裕将、石井祐介
主題歌 - 「Face Down」嵐

http://www.fujitv.co.jp/kagi/index.html





第10話 榎本さん、あなたが殺したんでしょう?
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芹沢が顧問弁護士を務める介護サービス会社で、社長の穎原
昭造のオフィスに銃弾のような跡が窓ガラスを貫き、ドアに
着弾している事が判明する。以前から脅迫を受けており、
セキュリティも強化していたが、株式上場の為に脅迫を受けて
いた事は表沙汰にはしたくないと言う。その上で更にセキュリ
ティの強化を求められた芹沢は、榎本を紹介してより完璧な
セキュリティシステムにしてもらおうとするが・・・

介護サービス会社の社長というもっとも恨みを買いづらい職業の
人が何故襲われるのかというのが疑問に残るものが有った。
まぁ最近では経済ヤクザが介護サービスを狙って活動している
という話もあるくらいなので、悪徳ならばあり得るのかと
思うけど、どちらかというとこの手の開発の会社では無く、
経済ヤクザは現場での介護サービスを担当しているからね。

社長がワンマンな人であり、副社長は鈴木一真さん演じる雅樹
で有る事から、動機は内部抗争にあるのかと思ったけど、脅迫状
を見る限りでは、外部との摩擦的要因も有りそうだし、
セキュリティの強化を目指していたという事はそれだけ本人
にも襲われるであろう可能性を感じていたのかな。

ワンマンな社長の割に、防弾ガラスを割ってまで自作自演を
しなければセキュリティ強化も出来ないのかという突っ込み
どころも存在するけど、殺人なのかそれとも自作自演なのか
という辺りの可能性を持たせる辺りはそれなりに機能していて
良く出来ていたと思う。

出入り口はドア側にしかないと思っていたけど、最後に見せた
佐藤学の存在によって、窓側からも何らかの方法で殺害する
事は可能なのかと思わせるものが有った。

猿を使ったのかロボットを使ったのかの可能性に言及する辺り、
芹沢豪もいよいよ鋭い視線を持ち始めたかに思えたけど、
どちらもその方法論を否定。一つずつ可能性を潰すやり方は
悪くは無い。

折角模型を創っていたけど、今回の展開を見る限りでは、その
模型を上手く使用したということもなく、随分大がかりな
小道具を製作したなと思ったけど、なんだかもったいない。

一話の頃から榎本の過去が気になる設定として存在していた
けど、いよいよ最終話に向けてそれが明らかになるのか。
アメリカではハッカー犯罪者たちを逆にセキュリティの為に
採用する事も有るというけど、榎本もそのパターンなのか。

穎原って漢字が難しいね。なんて読むんだ?って感じだった。
エハラさんという様だ。

榎本径 …… 大野智 (30歳、東京総合セキュリティ)
青砥純子 …… 戸田恵梨香 (26歳、フリードマン・芹沢総合法律事務所)
芹沢豪 …… 佐藤浩市 (50歳、フリードマン・芹沢総合法律事務所)
水城里奈 …… 能年玲奈 (フリードマン・芹沢総合法律事務所秘書)
立川 …… 夙川アトム (東京総合セキュリティ)
鴻野光男 …… 宇梶剛士 (捜査一課刑事)

穎原昭造 …… 佐々木勝彦 (介護サービス会社「ベイリーフ」社長)
穎原雅樹 …… 鈴木一真 (副社長)
萬田 …… 丸山智己 (刑事)
久永篤二 …… 中丸新将 (専務)
岩切新一 …… 菅原大吉 (介護ロボット開発課長)
安養寺修 …… 小須田康人 (介護猿開発課長)
河村忍 …… 本田翼 (専務の秘書)
伊藤寛美 …… 西山繭子 (社長の秘書)
佐藤学 …… 玉木宏 (窓拭きの男)

浅里昌吾、加藤裕、大村沙亜子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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