警視庁捜査一課9係 (シーズン7)
(2012年7月期・テレ朝・水曜21時枠)

ゼネラルプロデューサー/松本基弘
プロデューサー/鳥川博篤、金丸哲也、丸山真哉
脚本/深沢正樹(1)、ハセベバクシンオー(2)、太田愛、真部千晶
岡崎由紀子、瀧川晃代、徳永富彦
監督/杉村六郎(1)、吉田啓一郎(2)、新村良二、田村孝蔵
音楽/吉川清之
主題歌:「kEEP oN.」V6

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/





第2話 殺人陶器
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

陶芸作家の作品を売り出すことで成功を収めた"マリーカ"で、
社長の松岡が社長室で死亡して発見される。
包丁で突き刺されて死亡していたのだが、出血量が少なく違和
感を感じていたところ、検視するウチに、刺し傷には生活反応
が無く、飲んでいたコーヒーの中に毒が含まれていた事が
分かる。炭酸バリウムが体内とコーヒーから検出されるが・・

事件を捜索していくウチに20年前の事件が判明し、陶芸作家
初代・斎藤茂三郎の命日に殺害された事や、殺害方法が類似
している事から、復讐殺人ではないかと疑っていく。

犯人にしか知り得ない情報というものを警察ではなく、被害者
の近親者に伝わったことで起きた殺人事件。
自分が間違えて殺してしまったのではないかと考えていた
女性が、その20年間分の苦しみに対して熨斗をつけて仕返す
というもの。その中には祖父への愛情なんかも感じる物が有るし
殺された社長が二度殺されるような事態が起きているという
ことで、余程殺されるだけの人物だったという事が伺える。

それぞれの捜査官たちの仮定した捜査の流れの中にも全ての
可能性を感じる物が有り、無理のない仮定の下で動いていたと
いう点でバランスよく出来たものがある。

殺害方法でもある毒が氷の中に有ったとする流れや、陶芸作家
の事情に関して情報を提示した倫太郎&倫子の親子の存在感は
相変わらずだったし、それぞれのキャラクターのオーバーリア
クションやコミカルな存在感は、このドラマならではのものを
感じて憎めないものが有る。

9係内でも一部情報を隠している捜査官が居る時点で、捜査が
不効率な感じがするのだけど、逆に上手い感じでチーム内で競う
形で捜査が動いている点は、機能的で効率よく動いている感じ
はする。

テツと呼ばれている子供の存在が有ったとするけど、視聴者
には早い段階からその子供が女性である事をビジュアル的に
見せていたので、秘書の徹子が犯人であることが明らかで
有った点ではちょっと残念な流れだった。

加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (9係・警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)

早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (東京都監察医務院に勤務する監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
矢沢早苗 …… 畑野ひろ子 (漫画家・長男福太郎)
垣内妙子 …… 遠藤久美子 (クラブ歌手)
鑑識 …… 新貝文規

斎藤茂三郎 …… 河原さぶ (陶芸作家、7月5日に殺害される)
小林徹子 …… 馬渕英俚可 (マリーカの社長秘書)
松岡寿人 …… 本城丸裕 (マリーカの社長)
小泉伸幸 …… 緒形幹太 (二代目・斎藤茂三郎)
岡部聡子 …… 麻乃佳世 (マリーカの従業員、小泉の彼女)
幼少期のテツ …… 齋藤美咲
田端明子 …… 菊地由希子 (マリーカの清掃係・第一発見者)
青梅に住むお茶農家 …… 柳川慶子

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system