警視庁捜査一課9係 (シーズン7)
(2012年7月期・テレ朝・水曜21時枠)

ゼネラルプロデューサー/松本基弘
プロデューサー/鳥川博篤、金丸哲也、丸山真哉
脚本/深沢正樹(1)(10)、ハセベバクシンオー(2)、太田愛(7)
真部千晶(3)
岡崎由紀子(4)(9)、瀧川晃代(6)、徳永富彦(5)、波多野都(8)
監督/杉村六郎(1)(5)(6)(10)、吉田啓一郎(2)(7)(8)、新村良二(3)
田村孝蔵(4)、長谷川康(9)
音楽/吉川清之
主題歌:「kEEP oN.」V6

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/





第10話 殺人オーケストラ
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清海大付属病院で倫太郎は高校時代の友人・大町医師の元で
検査する。浅輪は倫太郎が最近元気がない事を知り、倫子に
話を聞くが、特にその原因に心当たりはないとの事。
矢沢は妻の検診の為に病院に付き添うとそこで倫太郎の姿を
目撃する。
そんな中、関東文化芸術劇場で人気作曲家の星野彩華の新曲
を記念して、コンサートが開催されるも当日券が出る程の
不人気ぶりに彩華は、原因はオーケストラに有るのではないか
と考え、悪態をつく。オーケストラたちが休憩中に、彩華は
楽屋で胸を一突きされて亡くなって発見される。彼女は
一週間前に行われた幼稚園のお遊戯会のチラシを持って居た
事から、事件に関係が有るのかどうかを調べていく。

ドラマとしての着眼点が芸術の分野になるのか料理の食材に
なるのか。今回は芸術系のネタで、音楽の分野だった事から、
クラブ歌手の妙子を登場させた格好で、同時に早苗も
登場させた様だ。

倫太郎と同様に娘と疎遠の関係に有る親子が登場する内容
で、仕事で家庭を顧みることの無かった父親が、年を重ねるに
従い、その過ちに気がついて娘にすり寄り、影で見守っている
というドラマを描いた。
倫太郎がこの家庭の事情を知って、もう少し自分の境遇と重ねて
積極的な姿を見せれば良かったのだろうけど、キャラクターの
バランスを考えすぎて逆にドラマが散漫になってしまった
感じがするのは残念なところ。

事件そのものの流れとしては三角関係のもつれなのか、それと
も音楽・作曲の権利を巡る争いなのかという感じで、オーソド
ックスな争いの構図が有ったけど、二人の被害者共に殺意無き
犯行のような形にしたのも、やや違和感が有り、倫太郎の
知り合いだからこそ、そのような措置が取られたような感じに
も見える。争いった末に被害者が覆い被さっていたのであれば、
鑑識がもっと色んな物証を見つけていそう。血痕が詩音の服に
ついていてもおかしくないだろうしね。

先週は映美くららさん、今週は月船さららさん。
韻を踏んでいるようでなんだか面白い。

加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (9係・警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)

早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (東京都監察医務院に勤務する監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
矢沢早苗 …… 畑野ひろ子 (漫画家・長男福太郎)
垣内妙子 …… 遠藤久美子 (クラブ歌手)
鑑識 …… 新貝文規

星野彩華 …… 月船さらら (32歳、作曲家)
大町宏忠 …… 林与一 (倫太郎の高校時代の友人、医師)
村松詩音 …… 原史奈 (ピアニスト、大町の娘)
堀田朋子 …… 黒坂真美 (35歳、元ヴィオラ奏者)
佐久間真一 …… 池内万作 (指揮者)
池上勝 …… 橋下一郎 (桜の葉幼稚園、給食室で働く、作曲)

右門青寿、湯川尚樹、松田友己、杉野なつ美、武井愛乃

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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