黒の女教師 (2012年7月期・TBS・金曜22時枠) 企画・脚本：山下友弘 脚本：大林利江子、吉澤智子、池田奈津子 演出：岡本伸吾、石井康晴、川嶋龍太郎 プロデュース：伊與田英徳 UVERworld「THE OVER」 http://www.tbs.co.jp/kuro-no-onna/

第9話 最終章死者からの告発ＦＡＸ愚か者は女教師だ！？キスの罠
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突然國文館学園にFAXが送られてくる。
この学園には黒の女教師が居る事。送信者名は水野葵という
人物で、過去にこの学園の屋上から亡くなっている人物の名前
だと判明。
それ以降FAXは夕子が足繁く通っていた瑞穂の元にも届く様に
なる。そんな中で学園内では、先日の推薦試験の事件以降
江衣花が学園を休んでいた。親友の明日香とケンカしている
のが原因だとされるが・・・

いよいよ戸田という人物の正体が明かされると同時に、この
学園に存在する金をもらって課外授業を行う高倉たちの
存在が暴露されていく。

ドラマ「GTO」での親友の飛び降り自殺の流れと微妙に被る
ネタではあるけど、戸田がこの事件にどう関わっているのか、
そして過去に於いて高倉が笑わなくなった原因でも有る
エピソードの存在が明らかになり、いよいよ終盤感が描かれた
事で面白く感じるものが有った。

戸田が復讐の名を借りて、江衣花らを傷つけている非道な人物
である事が分かったことと、邪魔くさい人物だと思っていた
望月がここに来て、急速に株を上げた所が面白いところなの
かも知れない。

また江衣花は薫が嘘をついてまで表面的に励まそうとしている
姿を見て、自分が明日香にしていた事と同じだと感じて、我が
身を正そうとするところが上手く出来ていたのかな。

水野葵事件の中には一体どんな真実が隠されているのかが
ドラマとしての最も興味として存在している分、戸田の正体が
分かった後でも、そのネタが証されるまでは、ドラマとしての
興味も保つ事が出来る。

すみれや彩がどう関係しているのかも気になる。
すみれは瑞穂の父親と不倫していたみたいだし、彩は油絵の
中で、葵の絵を描いている事で何ら過去の事件とも関係が
有りそうだけど果たして何が起きていたのか。

大野いとさん、セリフを語らせると凄く棒に感じがするけど
見た目は美人で幸薄そうな役柄が合っている。
有る意味では貞子役には彼女こそ合いそうな感じがする。