三毛猫ホームズの推理
(2012年4月期・日テレ・土曜21時枠)

原作:赤川次郎 「三毛猫ホームズ」シリーズ
脚本:大宮エリー
音楽:金子隆博
シニアチーフクリエイター:櫨山裕子
プロデューサー:池田健司、秋元孝之、福井雄太
演出:中島悟、南雲聖一、菅原伸太郎、松永洋一

http://www.ntv.co.jp/mikeneko/





第10話 最終章!!脱獄犯は片山家の仇
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東京刑務所から脱獄した元銀星会の構成員・金田広造は、
武藤勇次を殺害する。
一方栗原の退職まで10日という状況の中、樋口刑事から
金田が脱獄して人を殺した事を聞いて、この件を栗原退職への
花道にしようと考えるが・・・

なんでいきなり栗原が現場に来るんだ?ってところから始まり、
25年前の事件に於いても、何らかの裏がありそうな事を匂わせ
た格好だった。

銃弾の弾道検査とか、銃弾が発射された流れを音を頼りに
推測していく辺りの流れは面白く出来ているのだけど、完全に
科学捜査を否定する様な案件で、解明するのもそう難しい事では
なさそうだし、根本一人が隠し通せることでも無いので、かなり
無理が有る話だった。
ただこの流れはあくまで25年前の真相追求のための前振りだと
思うので、その辺は多少は仕方が無いのかなと。

犯人から脅迫を受けるという流れ自体が不自然だったけど、
何の警戒心もなくあっさりと金の受け渡し現場にやってくる
金田の行動自体あり得ないものが有って、かなり萎えるものが
ある。まぁここで義太郎が助けなければドラマとしては成立し
ないのだろうけど、もう少し何とかならなかったのだろうか。

人間の行動心理、犯罪者・逃走者の心理というものを考えれば、
もう少し工夫して欲しい内容である。この辺の大雑把な所は
赤川次郎さん原作って感じはする。

片山義太郎 …… 相葉雅紀 (29歳。細身。警視庁捜査一課の刑事)
片山ヒロシ …… 藤木直人 (39歳の独身。義太郎の兄)
石津良平 …… 大倉忠義 (25歳。晴美の「自称」恋人、刑事)
片山晴美 …… 大政絢 (24歳。義太郎の妹)
ホームズ …… シュシュ/(猫の化身)マツコ・デラックス
根本敏夫 …… 尾美としのり (警視庁捜査一課、片山の先輩)
栗原肇警視 …… 石坂浩二 (警視庁捜査一課の課長)
樋口 …… 植木夏十 (刑事)
村田直哉 …… 君沢ユウキ (刑事)

金田広造 …… 陣内孝則 (50歳、元銀星会、23年前に正太郎を殺害?)
黒川 隆一 …… 神尾佑 (捜査第一課殺人捜査第7係)
片山正太郎 …… 平岳大 (片山家の故父、23年前に殉職)
小林康秀 …… 升毅 (捜査第一課第四強行犯捜査管理官 警部)
銀星会組長 …… 麿赤兒
武藤勇次 …… 赤屋板明 (銀星会構成員)
神戸哲 …… 光宣 (武藤の舎弟)

マイク・ハン、黒澤宏貴、馬場典子(アナ)、徳島えりか(アナ) 、堀尾若菜

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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