三毛猫ホームズの推理
(2012年4月期・日テレ・土曜21時枠)

原作:赤川次郎 「三毛猫ホームズ」シリーズ
脚本:大宮エリー
音楽:金子隆博
シニアチーフクリエイター:櫨山裕子
プロデューサー:池田健司、秋元孝之、福井雄太
演出:中島悟、南雲聖一、菅原伸太郎、松永洋一

http://www.ntv.co.jp/mikeneko/





第11話 ダメ刑事と三毛猫最後の奇跡&視聴者投票ラスト
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刑務所から逃走し、武藤と村田を殺害して逃げ回っている逃走
犯の金田が片山家に押し入ってくる。金田は23年前に銀行強盗
事件に於いて人質の変わりになろうとしていた父・正太郎を
殺害した人物だとするが、金田本人は否定する。そして金田
は村田殺害の件でも自らの犯行を否定し、自分の持っている
証拠品でもある銃弾を見せると、ガンマニアの長男・ヒロシは
銃弾は警察官の使用するP230から発せられた32口径ではなく、
トカレフなどに使用されている38口径の銃弾であることを
知る。

とりあえず最終話はこれまで見たこのドラマの中では一番
シナリオとしてもしっかりとしていたものが有った。
自供頼みの部分も多かったけど、密室殺人に関して考察して
いったり、物証としてもそれなりに犯人を問い詰められるだけの
題材は揃っていたとは思う。

自殺か他殺かについても、自殺の踏み台に使われた荷台の高さ
が着眼点となって上手い感じに処理されていたし、金田に
対する片山の父親やその家族のものたちへのリスペクトさ加減も
伝わる所が多かったし、その辺は良く出来ていたと思う。

ただまぁ犯人の男も三人も殺していることを考えれば死刑は免れない
だろうし、最後の一発はどう見ても自分に向けて発砲した方が、
収まりどころとしては良く出来ているんだろうけどね。

ネコは可愛いしマツコさんの使いどころも悪くは無かったけど
やはり全体的に見てシナリオが緩すぎて、面白くなかった。
何よりも主人公には全く共感出来る所も無かったのが、このドラマ
の敗因なのかも。

片山義太郎 …… 相葉雅紀 (29歳。細身。警視庁捜査一課の刑事)
片山ヒロシ …… 藤木直人 (39歳の独身。義太郎の兄)
石津良平 …… 大倉忠義 (25歳。晴美の「自称」恋人、刑事)
片山晴美 …… 大政絢 (24歳。義太郎の妹)
ホームズ …… シュシュ/(猫の化身)マツコ・デラックス
根本敏夫 …… 尾美としのり (警視庁捜査一課、片山の先輩)
栗原肇警視 …… 石坂浩二 (警視庁捜査一課の課長)
樋口 …… 植木夏十 (刑事)
村田直哉 …… 君沢ユウキ (刑事)

金田広造 …… 陣内孝則 (50歳、元銀星会、23年前に正太郎を殺害?)
黒川隆一 …… 神尾佑 (捜査第一課殺人捜査第7係)
片山正太郎 …… 平岳大 (片山家の故父、23年前に殉職)
小林康秀 …… 升毅 (捜査第一課第四強行犯捜査管理官 警部)
銀星会組長 …… 麿赤兒
武藤勇次 …… 赤屋板明 (銀星会構成員)

ヨシダ朝、金原泰成、瀬戸将哉、馬場典子(アナ)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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