未来日記 -ANOTHER:WORLD-
(2012年4月期・フジ・土曜23時枠)

原作 - えすのサカエ「未来日記」
シリーズ構成 - 渡辺雄介
脚本 - 桑村さや香、早船歌江子
音楽 - 福廣秀一朗
演出 - 並木道子、宮木正悟
プロデュース - 藤野良太

http://www.fujitv.co.jp/mirai-nikki/index.html





第9話 今夜解禁!2人の由乃の秘密!少女が選んだ究極の愛の形とは…
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デウスを倒す為に再び仮想空間・オリンピアに舞い戻ってきた
新太は、由乃が一体何者なのか気になり、彼女の家にいくと、
彼女を問い詰め、そして彼女の家の中に幽閉されているものを
明らかにする。すると何と由乃と同じ顔をした人物がその中に
居るのを目にする。由乃に理由を尋ねると、過去に私たちは
出会っているが覚えていないのか?と問われ、頭を抱える。

これまでとは全く毛色の違う流れだった。
今回のドラマを単体で見ているとそれなりに面白いと思うの
だけど、未来日記の一エピソードとして組み込まれた状態で
見ると面白みに欠ける所が有る。

オリンピアの存在自体がきな臭いし、勝手に開発者がルール
を設けてしまっているけど、実際にはどうなるかは未知数な
ものが有って分からないはずなのに、3つのルールも含めて
色々と設定で縛ろうとする。更に仮想空間内での出来事なので
幾ら死んでも現実社会では死んでいるとは限らない訳で、
何度でも再生出来ると思うと、殆ど緊迫感もなくドラマが
進行してしまう。

それを助長するかのように由乃も何度も行ったり来たりして
いるしね。

由乃との関係が明らかになり、とりあえず由乃という存在が
確立しただけでもドラマとしては面白かったと思うけど、
今回オリンピアでの出来事が一切描かれていないし、仮想空間が
現実社会と全く同じだとする設定自体不自然な感じ。

勝手にルールを作れるのであれば、研究者が都合良くこの世界
を創造してしまえば良いって感じもする。研究者も僅か二人
しか居ないし、安っぽいイヤホンつけて仮想現実に滑り込んで
行く辺りの流れが、なんとも言えない微妙な感じがする。

結局生きている人間が仮想現実内に入ると別の人格の自分が
居るってことなのか。
人間の現実社会がそんなにピンチな状況ならば、次々と人間を
送り込めって感じだね。

星野新太 …… 岡田将生 (城惺学院大学三年生)
古崎由乃 …… 剛力彩芽 (新太を病的に愛する女性)
森口類 …… 本郷奏多 (新太の親友)
沖江春奈 …… 福田麻由子 (類の妹)
高坂王子 …… 菊池風磨 (新太の後輩)
星野礼子 …… 宮崎美子 (母)
星野九郎 …… 光石研 (父)
萩戸金次郎 …… 岡田義徳 (桜見署・刑事)
浅見まりな …… 富永沙織 (桜見署・刑事)
蔵田暁 …… 平賀雅臣 (桜見署・刑事)
上原倫子 …… 中村ゆり (入院中の女性)
木部徹 …… 佐野史郎 (クロノスシード社・社長)
不破めぐみ …… 二階堂ふみ (女子高生)
奥田陽介 …… 平岡祐太 (通り魔、サウスポー)

須藤霞海 …… 伊藤歩 (研究者、九郎の助手)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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